【ドライビングコラム】ステランティスグループに属するフランスのシトロエンが今春欧州などで発売したC5 Xが10月1日、日本発売となる。日本仕様は1.6L直4ガソリンターボエンジンモデルとそのエンジンをプラグインハイブリッド化したモデルの2種類。今回は内燃機関のみのモデルを公道で試乗した。
低反発クッションを用いたアドバンスト・コンフォート・シートやダンパー・イン・ダンパーを駆使したPHC（プログレッシブ・ハイドローリック・クッション）など、乗り心地を改善させるための努力が積み重ねられており、実際にきわめて良好な乗り心地が実現していた。
ただしあくまでシトロエンが考える良好な乗り心地であり、それは多くのメーカーが目指す方向ではない。万人受けを狙わない車両開発姿勢でしか得られない独特の価値が感じられた。
【主要諸元】
全長：4805mm
全幅：1865mm
全高：1490mm
ホイールベース：2785mm
駆動方式：前輪駆動
車両重量：1520kg
エンジン型式：1.6L直4ターボエンジン
最高出力：180ps/6000rpm
最大トルク：250Nm/1750rpm
WLTC燃費：未発表
ガソリン(ハイオク)タンク容量：52L
トランスミッション：8速AT
価格：530万円
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