世界の金融市場が大きく揺れ動いています。いま、金市場では異常な動きが加速し、かつてない事態が目前に迫っています。
貴金属専門家のアラスデア・マクラウド氏は、金市場の「ベアスクイーズ」が発生する可能性を強く警告しています。現物供給の逼迫と、空売り勢に対する猛烈な圧力が相まって、金価格を急騰させる危機的状況が生まれつつあるのです。
「金融システムはすでに限界に達している。信用の崩壊は避けられず、金市場の異変はその前兆に過ぎない」—— マクラウド氏はそう指摘します。
まず注目すべきは、金の現物供給の異常な減少です。金は単なる投資商品ではなく、金融システム全体を支える最後の防波堤です。しかし、現在、COMEXをはじめとする市場では、金の供給が激減し、ディーラーや銀行は手持ちの現物を確保することすら困難になっています。
さらに、空売りを仕掛ける投資家たちが逃げ場を失いつつあるのです。彼らは金価格の下落を狙ってポジションを組みますが、もし価格が急騰すれば、強制的にポジションを解消せざるを得なくなります。これこそが、「ベアスクイーズ」と呼ばれる現象です。
「金を持つ者が勝ち、持たざる者は破滅する」—— マクラウド氏の言葉が現実のものとなろうとしています。
この危機的状況の裏には、ロシアの戦略的な動きもあります。マクラウド氏によれば、ロシアはルーブルの価値を安定させるために金本位制の導入を検討している可能性があるといいます。もしこれが現実になれば、世界の金融構造は大きく変化し、西側の通貨システムは深刻な打撃を受けるでしょう。
金に裏付けられたルーブルが登場すれば、投機的な信用通貨と真の資産としての金の差が決定的になります。そして、金に基づいた金融体制を持つ国々が、新たな経済秩序を築くことになるのです。
現在、多くの人々は金価格が上昇していると考えています。しかし、それは本当に「金の価値が上昇している」のでしょうか?
マクラウド氏は違う視点を提示します。
「金は本来、価値を変えない。変化しているのは信用の価値だ」
つまり、金が高騰しているのではなく、信用そのものが崩壊しつつあるのです。世界経済は膨張し続けた信用バブルによって支えられ、そのバブルが今、音を立てて崩れ始めています。
そして、その中で唯一変わらぬ価値を持つもの——それが「金」なのです。
【タイムテーブル】
00:00 オープニング
03:15 1. COMEXの異常:引き渡し急増と流動性危機
06:50 2. ショートスクイーズの現実味
10:31 3.中央銀行とアジアの金需要が市場を圧迫
13:58 4. COMEXの市場操作と配達の不透明さ
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