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【ルート解説】花の百名山「幕山」~湯河原梅林、幕山、南郷山を周回するマイカー登山コース(アクセス・駐車場情報あり)~ Course Guide of Mt. Makuyama

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2023年3月4日、神奈川県湯河原の幕山へ登りました。幕山は標高626mほどの低山ですが、花の百名山にも選ばれており、ロッククライミングで有名な「幕岩」などの岩壁も擁する名山です。特に梅の花が咲く春先には、4000本もの梅が植えられた湯河原梅林が、山裾を紅白の絨毯のように彩る絶景が楽しめます。 梅が見頃を迎えた晴天の週末。多くの人で賑わうことが予想されたため、早い時間帯に梅林と幕山登山を楽しむ計画を立てました。梅を楽しみながら幕山に登頂した後は、比較的人の少ない南郷山や大石ヶ平を周回する低山歩きを楽みます。 【チャプターリスト】 0:00 オープニング・駐車場へのアクセス 1:37 駐車場から登山口 4:22 登山口~幕山山頂 9:34 幕山~南郷山 13:45 南郷山より下山・エンディング 【登山口までのアクセス】 海沿いを走る国道135号線で小田原から熱海方面へ向かいます。有料の真鶴道路か一般道の135号線で湯河原市街へ向かい、「幕山公園入口」の信号を左折。そこから幕山公園通りを6分ほど道なりに走ると、右手に幕山公園第5駐車場が出てきます。ここに車を停め、車道を数分歩いて登山口のある湯河原梅林を目指します。 【駐車場情報】 梅林に近い順に第1、第2、と駐車場があり、一番遠いのが第5駐車場です。第4以上の駐車場は9時開場。早朝は閉鎖されているので第5駐車場に停めます。イベント中だけかもしれませんが第5駐車場にも仮設トイレがあります。 「梅の宴」のイベント開催中(2月下旬~3月中旬)のみ有料。第5駐車場のみ1日300円。第1~第4は1日500円。早朝に第5駐車場に停めた場合は、下山後に係員に300円を支払います。 梅が見頃を迎えると駐車場も園内も大変混み合います。路上には駐車場の空きを待つ車が長蛇の列をなし、バスもひっきりなしに行き来します。今回は梅が見頃を迎えた初の週末だったのですが、朝7時頃の時点で第5駐車場はガラガラで、梅林にも幕山にも人は少なかったです。混雑が見込まれる日は開園前がおすすめです。入園料の200円も下山後に支払うことができます。 【バス情報】 湯河原駅~幕山公園間を運行 大人片道250円 梅の宴開催中は臨時便運航(始発8:45・終発16:20)  【ルート概要】 ①第5駐車場~幕山登山口(CT:20分) 第5駐車場から幕山公園へ車道を歩きます。第4、第3、第2と駐車場が次々に現れ、第1駐車場の先にバス停と公園の入り口があります。園内に入るとすぐ、「幕山橋」とその先に梅の絨毯に彩られた幕山の姿が現れます。 幕山橋を渡り、売店や関係者・事情のある方専用の駐車場を過ぎると祭りの本部の建物が出てきます。ここにトイレもあります。 本部の建物の横の階段を登ると梅林脇の舗装路に出ます。この舗装路を左に進むと大石ヶ平方面、右は集落方面、そして正面が幕山登山口です。 ②幕山登山口~幕山(CT:1時間20分) 登山口から梅林に入っていきます。梅林の中には散策路がたくさん通っています。時々「ハイキングコース」の看板がありますが、散策路に迷い込んだとしても上に登っていけば最終的に登山ルートに合流します。 梅林の中を登る階段を登っていくと、道の周りには徐々に大きな岩がゴロゴロし始めます。そして「梅林最高地点」で後ろを振り向くと、幕岩の険しい岩壁とその足元に広がる梅の絨毯が見下ろせます。 ここから道は普通の登山道になります。よく整備されたつづら折りの道を登り続けて行きます。しばらく登ると休憩に適した東屋があり、そこを過ぎてさらに登ると木の切れ目から真鶴半島が見下ろせる場所もあります。山の傾斜が徐々に緩やかになってくると、山頂を周回する太い道に飛び出します。そして「幕山頂上近道」の看板がある正面の道を登れば幕山山頂に到着します。登山口からの標高差は約420mです。 ③幕山~南郷山(CT:1時間) 幕山山頂は開けた広場になっています。ほとんどの場所は木々に囲まれていますが、登ってきた道の所だけ木々の切れ目から真鶴半島全体が見下ろせます。 山頂で休憩したら、東に続く道を進みます。山頂周回コースの道を横切り、南郷山を目指して山道を下ります。幕山から下り切ったところにある大石ヶ平への分岐を過ぎ針葉樹林の中を2,3分進むと舗装された林道に出ます。この林道を横断したところある「自鑑水200m」の看板から再び山道に入っていきます。 すぐに出てくる「自鑑水」は、石橋山の合戦に敗れた源頼朝が自分の姿を水面に映したといわれる池で、幽玄な雰囲気がある場所です。池を通り過ぎ、針葉樹林の斜面を登っていくと、林業用の林道が複雑に交わる交差点に出ます。ルートが分かりにくいですが、「南郷山」を示す道標が立てられた細い道へ入っていきます。 針葉樹林の斜面を登り、背の高い笹のトンネルのような道を登り切ると、平坦な道に突き当ります。ここを右に折れ、明るい道を300mほど進むと南郷山山頂です。 ④南郷山~大石ヶ平~幕山登山口(CT:2時間) 開けて明るい南郷山山頂。ベンチやトイレなどの設備はありませんが、広場に腰を下ろして休憩することもできます。また東側の木の切れ目から相模湾と小田原や大磯方面の海岸線を眺めることができます。 南郷山から来た道を戻ることもできますが、せっかくなので南側に下ってみます。山頂から南に少し下ると、視界一杯に広がる相模湾と真鶴半島を正面に見ながら下る道になります。そのまま標高差100mほど下ると舗装された林道に出ます。この林道は「自鑑水」直前に横断したのと同じ林道です。アップダウンのほとんどない舗装路を30分程歩いてさっき横断した地点まで戻ります。 そこからさらに幕山を下り切ったところの大石ヶ平への分岐まで戻ります。先程通り過ぎたこの分岐を大石ヶ平方面に進み、沢に沿って30分、標高差200m程下ると舗装路に出ます。ここが「大石ヶ平」。これで山歩きは終わり。大岩に祠が祀られている「山の神」や梅の花が映る池などの景観を楽しみながら、幕山の西側を流れる新埼川に沿って続く舗装路を40分程歩いて幕山登山口に戻ります。 【感想】 湯河原梅林の4000本の梅は一色だけでなく、白や紅、ピンクなどいろいろな色がバランスよく混じって咲きます。その景観はこの世の桃源郷、極楽浄土といってもいいほど。梅の花と青空のコントラスト、枝から枝へ飛び移りながら花の蜜を吸うメジロ、クライマー憧れの岩壁などを見ながらの登山。この季節限定の素晴らしい体験でした。 朝は売店なども空いておらず静かでしたが、昼頃戻ってみると多くの人が観光に訪れ、音楽が流れお祭り騒ぎでした。また、湯河原を目指して海沿いの道をドライブするだけでも旅行気分が味わえます。静かな山歩きだけでなく賑やかな観光も楽しめて一石二鳥のルートです。 【BGM】 Song2,4,5 : from MATSU(https://www.youtube.com/c/MATSU_MA2Sound) Song3 : Shizuma3 - 音楽素材PeriTune(https://peritune.com/) Song6 : Green Forest - Riot(YouTube Audio Library) Song8 : Roman Müller - Easy Life (Vlog No Copyright Music) 【YAMAP活動記録】 https://yamap.com/activities/22772163 #花の百名山 #幕山 #湯河原 #南郷山 #伊豆

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