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【徹底解説】平標山・仙ノ倉山 ~花咲く天空の楽園を歩く~【松手山コース・平元新道コース周回】Course Guide of Mt.Tairappyo & Sennokura.

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2024年7月5日、群馬県と新潟県にまたがる平標山(たいらっぴょうやま)と仙ノ倉山(せんのくらやま)に登りました。平標山(標高1984m)は花の百名山、仙ノ倉山(標高2026m)は日本二百名山などにも選ばれている名峰です。展望が開け、高山植物が咲き乱れる稜線は、まるで天上の楽園です。 西側の平標山登山口の駐車場を起点に、松手山を経由して平標山へ。そこから東に伸びる稜線を仙ノ倉山までピストンし再び平標山へ戻り、平標山の家方面へ下り、平元新道を経由して駐車場に戻る、コースタイム7時間30分の日帰り登山です。 【アクセス】 車⇒関越自動車道の月夜野ICから国道17号線を湯沢方面へ40分ほど走り、苗場スキー場のリゾート街を過ぎた先の右手にある「平標登山口駐車場」に車を停めます。また、走行距離は伸びますが、湯沢ICから国道17号を南下すると一般道を走る時間が20分に短縮できます。 公共交通機関⇒JR越後湯沢駅からバスで約30分、「平標登山口」で下車。 【駐車場情報】 平標登山口駐車場→国道17号沿い 標高970m 1日600円(出庫時精算。現金のみ) 約180台 トイレ・自販機・靴洗い場あり 積雪期閉鎖 国道沿いが満車の場合は裏手の臨時駐車場へ誘導される 【ルート概要】 ①平標山登山口駐車場~平標山(CT:3時間15分) 駐車場にあるトイレの左脇の山道を抜けると、ほどなくして車道に突き当ります。正面には平元新道経由で登るルートの登山口がありますが、左に進み、橋を渡るとすぐ右側に登山口があります。ここから最初の山頂「松手山(1614m)」まで、標高差600m以上を登り続ける急登が続きます。平標山までの間、1合目~9合目までの標識があり、およその位置の目安になります。 始めは暗い樹林帯の中の道ですが、標高が上がるにつれて高い木がなくなり、周囲の山々が見えてきます。アルミのハシゴを登り切ると鉄塔のある四合目に辿り着き、一気に展望が開けます。後ろを振り向くと、平坦な山頂部を持つ日本百名山「苗場山」が見えます。五合目付近で再び道は樹林帯に突入し、長い階段を登り切ると、松手山山頂に到着します。 松手山から先は笹や低木の間の稜線歩きとなります。前方には遥か先まで伸びる美しい稜線が続いています。繰り返し現れる急登と平坦な道を進んでいくと、平標山山頂に到着します。登山口からの標高差は1000m以上。急登が連続する、なかなか登りごたえのあるコースでした。 ②平標山~仙ノ倉山~平標山(CT:1時間30分) 平標山山頂からは360度の眺望が楽しめます。南側には浅間山や八ヶ岳、西には苗場山、北側には巻機山とその先に霞む越後三山、そして東側にはこれから目指す仙ノ倉山と、延々と続く稜線の先に谷川岳、遠く尾瀬の名峰「燧ケ岳」まで見えます。平標山の山頂は登山道が交差する十字路になっています。北は土樽駅方面へ下るルート、南は平標山の家を経由して三国峠方面へのルートが伸びています。 時間や体力に余裕がない場合、平標山をゴールにして下山してもいいですが、ここから仙ノ倉山までの稜線はアップダウンも比較的緩やかで歩きやすく、高山植物も多く、開放感抜群です。 平標山から100mほど下り、なだらかに登り返していきます。前仙ノ倉山のピークを乗り越え、わずかに下って登ると仙ノ倉山に到着します。 仙ノ倉山山頂からの眺望も素晴らしいですが、山頂から少し進むと、険しい岩壁を持つ「エビス大黒ノ頭」や万太郎山を経由して谷川岳へと続くダイナミックな稜線が眺められます。余裕があればそこまで足を延ばすことをおすすめします。 ③平標山~平標山の家~駐車場(CT:2時間30分) 仙ノ倉山から平標山に戻ったら山頂の十字路を左に折れ、平標山の家に向けて下ります。展望の開けた歩きやすい木の階段を40分ほど下ると平標山の家に到着します。宿泊もできる山小屋で、小屋の前の水場では「仙手清水」と名付けられた天然水を汲むことができます。 小屋の前にある分岐を「バス停・元橋駐車場」方面へ右折し、標高差450m程続く急傾斜をひたすら下ります。長い下りの山道はやがて砂利舗装された林道に突き当ります。沢沿いに続く林道を歩き、ゲートを抜け橋を渡った先で、林道を外れ再び山道へ。ほぼ平坦な道を歩き続けること30分、朝出発した駐車場に辿り着きます。 【感想】 花の名山、平標山と仙ノ倉山。想像以上にたくさんの種類の高山植物を楽しむことができました。私が登った7月5日には、シャクナゲやハクサンイチゲ、チングルマ、イワカガミなどは終わりかけており、ニッコウキスゲやシモツケソウ、キンコウカなどはこれから開花するようでした。 そして、松手山から仙ノ倉山の間の稜線歩きはまるで天国。いつまでも歩いていたい道です。 注意する点としては、①急登が長くなかなか辛い、②標高がそれほど高くなく稜線上は日陰もないため真夏は暑い、③クマの目撃情報が多い点です。水は多めに持参し、日差しやクマへの備えもしたうえで楽しみたい山です。 【チャプターリスト】 0:00 オープニング・アクセス・山の概要 2:07 駐車場~松手山 9:57 松手山・花の紹介1~平標山 15:50 平標山~仙ノ倉山 20:22 仙ノ倉山・花の紹介2~平標山 26:21 下山・エンディング 【BGM】 Song1,2,4,6,7,8 : from hotaru sounds(http://www.hotarusounds.com) Song3,5,9 : from MATSU(https://www.youtube.com/c/MATSU_MA2Sound) Song10 : Roman Müller - Easy Life (Vlog No Copyright Music) 【YAMAP活動記録】 https://yamap.com/activities/32900112 #日本二百名山 #花の百名山 #谷川連峰 #高山植物

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