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追分機関区 D51形式320号機に逢いに行く

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国鉄最後の蒸気機関車牽引による定期列車は、室蘭本線・夕張線で幕を閉じました。そして、最後まで構内入換で残っていた蒸気機関車が運用を終了し、国鉄時代の蒸気機関車は終焉を迎えました。そんな歴史をもつJR追分駅から徒歩で15分のところに、最後まで追分機関区に所属していた蒸気機関車D51形式320号機が保存されています。 本来であれば最後の定期貨物列車を牽引した、苗穂工場で生まれた数少ない道産子D51形式で、生涯を追分機関区で過ごした純道産子機関車のD51形式241号機を保存する予定でした。しかし、保存予定であった扇形機関庫の火災により、機関庫と共に全焼消失してしまいました。そのため解体予定で屋外に留置されており、図らずも難を逃れた320号機が、永久保存機関車として残されました。 この機関車は屋内展示保存ということもあり、極上の状態で保存されています。各部隅々まで塗油磨き上げが行き届いており、活動時そのままの輝きを保っています。この機関車の保存整備には、元追分機関区の機関士さんたちが中心となり結成された、保存会によって定期的に50年近くに渡り行われています。この輝く蒸気機関車を見ていると、最後の貨物列車牽引機となったD51 241号機を失った悲しみや、鉄道の町「追分」で機関車と共に活きた機関士さん達の想いを痛切に感じました。 この機関車は「追分町」を物語る文化財といわれますが、いや、国宝と言っても良い貴重なものだと個人的には思います。 #追分機関区 #追分扇形機関庫 #d51320 #道の駅あびら

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