大人の夜遊び、夏の剣先ゲームが開幕した。日本海の兵庫県香住沖を舞台に、今、日本海側で流行中のオモリグ仕掛けとイカメタル仕掛けの両方で臨んだ。アングラーは、ルアーフィッシングに精通したがまかつの中村有登。使用ロッドはソリッド穂先で目感度、手感度の双方に優れたスピードメタルR。スピニングリールを使ったキャスティングで漁火と影の境界をオモリグで狙う中村。この日は、底からの反応が多くねちねちとボトムを探る。しかし、大きなアタリはスルメイカばかり。そこで、イカメタルに仕掛けを変えて今度は中層狙いに切り替えた。通常、活性の高いスルメイカが中層まで浮いて、剣先イカはボトムのケースが多いが、この日は全くの逆。いち早く、その傾向を見極めた中村は、見事にスルメを避けて剣先イカのヒットにつなげた。8月からはサイズこそ中型に変わるものの、剣先イカ(シロイカ)の活性は上がってきて剣先ゲームの最盛期を迎える。