水性ウレタンニス塗装した子供のテーブル兼棚、製作し塗装翌日には設置して2.3日後
にキズつき防止の為にテーブルクロスを敷きました。
するといつの間にかテーブルクロスが塗装とくっ付き酷い状態に ⁈ 製作直後の管理次第で数ヶ月後に大きな被害⁈
皆さんはこれを参考に上手く仕上げて下さい。
いくつかの原因があり塗料メーカーのワシンに問い合わせました、その回答も参考になると思います、以下が回答になります。
今回生じた一連の異常でございますが、
「乾燥不足」と「塗料とテーブルクロスと相性」が要因と推測しております。
まず「乾燥不足」の点でございますが、
表面が乾いていても深部まで乾いていない状態でテーブルクロスを掛けたことにより、
以降の乾燥が阻害されてしまった可能性がございます。
塗料の乾燥段階は厳密には下記の3段階ございます。
1段階目は「指触(ししょく)乾燥」
2段階目は「指圧(しあつ)乾燥」
3段階目は「完全乾燥」といい、
塗料が充分に乾き、塗料の性能が完全に発揮された状態。
おおよそ7日以上の時間を要します。
今回はテーブルクロスを敷いたことで乾燥が進まない状態になっていた可能性がございます。
2つ目の要因である「塗料とテーブルクロスとの相性」でございますが、
こちらは結果から原因を推測したものでございます。
文面には記載がございませんが、テーブルクロスは塩化ビニル製ではないでしょうか。
過去の実例として、塩化ビニル等に接触していた乾燥済みの塗装物に
ベタつきが生じたことがございます。
(水拭きに由来するものではなく、接触した物との相性により発生するベタつきです)
これは「可塑剤の移行」と呼ばれる化学現象で、
通常であれば長時間経過したときにベタつくという現象ですが、
塗装後の乾燥が不足している塗装物と塩化ビニル等を接触させておくと
短時間で表面のベタつきとして現れることがございます。
また、表面にベタつきが生じたことで塗料の表面状態が変わり、
つやが出た状態に見えていると推測しております。
なお、可塑剤の移行に関しましては、
油性・水性の差ではなく、接触するものとの相性次第なため、
水性であっても問題なくご利用いただいているケースもございます
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