【車載動画/Driver's view】標高差1500mの観光ルート：長野県道66号豊野南志賀公園線/Driving in Japan: Shiga - Toyono, Nagano [4K]

志賀高原の平床から、標高約1900mの笠岳峠を越えて高山村方面に抜けるルートがあります。沿線には高山温泉郷や山田牧場などの観光スポットがあり、志賀の名峰「笠ヶ岳」登山口へのアクセス路でもあります。 1968年、高山村の県道奥山田豊野線（当時）と国道292号志賀草津道路の陽坂を結ぶ林道七味笠岳線が開通し、村の念願であった観光ルートが完成しました。しかし、喜びも束の間、翌1969年春に笠ヶ岳中腹で林道の大崩落が発生し、そのまま廃道状態となってしまいました。代替ルートとして、1973年に現在の県道ルートである平床に抜ける笠越林道が開通、1982年に奥山田豊野線が延伸する形で県道豊野南志賀公園線となり現在に至ります。 林道をルーツとする笠岳峠越えの区間は急勾配の狭隘路となっており、一部離合が困難な場所もあります。ここは例年11月上旬から5月下旬まで冬期閉鎖となるため、通り抜けできるのは年の半分程度ですが、災害により不通となることも多く、一年中通行できない年もしばしばあります。ちなみに、峠の北側（山ノ内町区間）は1990年代までダートでした。 今回は、終点から起点に向けて全区間収録しました。序盤の峠から山田牧場に下る区間は絶景で、遠く雪を頂く北アルプスの山々が美しく輝いていました。中盤は松川の深い渓谷を進み、秋は紅葉の名所となります。終盤は観光地小布施から長野市豊野に至る普通の幹線道路です。 ★ハイライト 09:30　笠岳峠（山ノ内町と高山村の境） 12:00　林道七味笠岳線交点 12:50　北アルプス絶景ポイント 15:35　山田牧場 37:18　左手に山田温泉大湯 55:33　松川を渡る松川橋（国道403号重用、L=114.9m） 59:45　千曲川を渡る小布施橋（L=960.3m） ★主な走行路線 ・長野県道66号 豊野南志賀公園線 長野市豊野から下高井郡山ノ内町平床に至る主要地方道です。小布施町内は近年バイパス道路が完成し、大規模な路線付け替えが行われました。延長35kmと、それほど長い距離の路線ではありませんが、起点付近の千曲川は標高330m、終点に近い笠岳峠は1900mを越え、標高差は実に1500m以上あります。 ※一部風切り音が大きくなっているため、音量控えめでの視聴をおすすめします。 ※撮影に当たっては、交通法規を遵守し安全運転を心がけております。 （広角レンズの特性により、実際よりスピード感のある映像となっています。） Date : 2021-05-28 Camera : GoPro HERO 8 Black 3840 × 2160（4K） 60fps