【車載動画/Driver's view】雨畑ダムへの道:山梨県道810号雨畑大島線ほか/Driving in Japan: Shimoyama - Amehata, Yamanashi [4K]
★ Highlights
15:08 Prefectural Route 810 end point (Prefectural Route 37 intersection)
22:43 Amehata Dam on the left
23:40 Villa Amehata (Former Suzurijima Elementary and Junior High School)
★Route Map
https://www.google.com/maps/d/edit?mid=19ozYb7tEzO5G8-kLkAuU-LcAGy1huTIA&usp=sharing
★Data
Date : 2021-05-22
Camera : GoPro HERO 8 Black
3840 × 2160(4K) 60fps
山梨県南西部、2000m級の山々に囲まれた山懐に雨畑(あめはた)という地があります。富士川水系早川の支流、雨畑川の峡谷にいくつかの集落が点在しています。
雨畑という、何となくしっとりする地名の由来は、安部山(安倍川源流域山系)の北端にあるから(安倍端)という説や、やせた土地であるから「穀類を納税しない里」の意、などの説があります。
戦国時代から金の採掘がおこなわれ、「甲州金山」の一つとして明治期まで採掘が続きました。また、硯の原石「雨畑真石」が採れることから、古くから硯の生産が行われています。
この雨畑の地に、日本を代表するアルミメーカー「日本軽金属株式会社」により発電用のダムが建設され、1967年に完成しました。ここで取水された水は早川町役場近くの角瀬発電所に送られ、発電された電気は静岡市清水区蒲原の同社工場に送られています。
当ダムにより発電された電力は日本のアルミ産業を支えてきましたが、断層破砕帯を流れる雨畑川は土砂礫の流入が非常に多く、近年ダム底への堆積土砂が問題となっています。
この問題に対して国から行政指導を受けた同社は、5か年の計画で土砂搬出などの抜本的な対策を行うこととなりました。2020年3月期に110億円、翌2021年3月期にも162億円もの巨額の特別損失計上を余儀なくされ、経営上の大きな課題となっています。
今回は、身延町下山から主要地方道南アルプス公園線、県道雨畑大島線を通り同線終点の見神の滝まで収録しました。道は更に続き、標高1840mの山伏(やんぶし)峠を越えて静岡市井川まで延びる井川雨畑林道がありますが、災害のため通行止めとなっていました。
★訂正
タイトルの区間が逆になっていました。正しくは身延町下山→早川町雨畑です。