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木曽駒ヶ岳・麦草岳Ep.2|コガラ登山口から福島Bコース、七合目避難小屋泊。

ぼっち登山日和 950 4 months ago
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さて、七合目避難小屋を出発し、木曽駒ケ岳へアタックです。 七合目までの急登と比べて、ここからは道の様子が一変します。 駒ヶ岳に登るには尾根をずっとたどることが多い中で、このルートは途中から(七合目から)山腹を巻く変化に富んだコースとなります。 勾配が緩まったので、楽になるかと思いきや、狭い小路を小さく昇降しながら進みます。ぜんぜんスピードでない(笑) 地質は変成岩から花崗岩へ移り、千畳敷ほどではないにしても、カールなどの氷河・周氷河地形はとても面白いものです。とくに山姥のような巨大な岩塊地は、非常にダイナミックなものです。 名前をすぐ忘れちゃうのですが、えっと、モレーン! 氷河が岩くずをけずって運んだ堆積物をモレーンというのですけど、これらの岩塊地はモレーンでしょうかね? そうして、さしたる高度もあげずにカールの根元に辿り着いたら、あとは、九十九折に登っていきます。 登山道沿いからは、木曽駒ケ岳の稜線がよく見渡せます。そのようなアルプスの稜線は、壮観で息をのむ美しさです。頂上は、人がいっぱい!明るい笑い声に満ち満ちていました。3,000m級の山を、ぐっと人に近いものにしてくれる、ロープウェイの恩恵はこれはこれで素晴らしいと思います。 頂上ではちょっとガスが上がっては来ましたが、恵那山や将棋頭が見えると、とても嬉しくなります。 最終日の麦草岳は、ぜひ登ってみたい山でした。 5月に将棋頭を登っているときに、けっこう眼前にせまる存在感がある山でした。 あの山、登れるんだなぁ、とその時思いました。 麦草なんていう可愛らしい名前と裏腹に、けっこうな急登です。 コガラから登ってきた方々は、疲労の蓄積もあって、そんな距離でもないのだけど、麦草岳の頂上になかなか到達しないと言います。 頂上より先はさらに崩壊もすすんでいるようです。 麦草岳から先、牙岩を経て、前木曽駒、木曽駒と登るルートは、なかなかの玄人ユースです。 足巾しかないような崩壊地は、体重を慎重にかけないと滑落の危険もあるとのこと。 私は、そんな恐ろしいところには行けませんので(笑)、麦草岳止まりでお腹いっぱいでした。 麦草、木曽駒、さらには将棋頭、茶臼とまわってコガラ登山口へと戻るルートは、コガラサーキットと呼ばれ、一部の鬼畜のような人たちに人気です。 麦草~木曽駒間も難ルートですが、茶臼から先もなかなか大変そうで、前日には、茶臼からおりた渡渉地点で、川を渡れず救助要請が発生したと聞きました。 かなり厳しそうなルートです。 撮影日:2024年10月12日(土)・13日(日)・14日(月)

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