<アコギ Gibson(ギブソン) J-200>●織田哲郎の「アコギな話」そのほかのギターはこちらから⇒ https://youtube.com/playlist?list=PLaBzk6fvBjLhGgyRCnxQpWxhmv7svNxKb
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#Gibson J-200
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織田哲郎:
今日はですね、これは #Gibson の #J-200 ってやつです。
これはですね、多分俺の人生で一番 #レコーディング で多く使ってるかもしれないな。
「 #青空 」って私のシングル曲がありますけれども、シングルのジャケットでも、これをこう抱えてたような気がするけどな。嘘だったらごめんね。
実際あの曲のイントロなんかでも、当然このギターなんです。
このギブソンのJ-200というギターですね、こいつは1961年の生まれですが。
#J-45 のギブソンの時も言いましたけれども。ギブソンのギターは、個体差が激しいです。
で、年代によっても、ものすごく違います。
なので、一概に「ギブソンのJ-200がいい」と言ってしまうとね、それも危険なんですが。
でも、「イイ」ギブソンJ-200は多分ね、 #ロック 的なものには最強です。
45よりもこっちの方が最強だろうな。
やっぱりね、45だとちょっとね、狭い。MIDにきゅってなりすぎてて、ま、それが結果的にオケの中でコード感として、びって出てくるというのはね、45もあるんですけども。
この J-45はですね、音がごつい。太い音でバンっと出てくるっていうのはね。
いいJ-200は本当に最強です。こいつはもう本当に買って良かったな、と思うんですけど。
こいつは1995年ぐらいかな、知り合いの楽器屋さんに「イイ出物がありましたぜ」って言われて、実際良かったんで買ったというわけですけどね。それ以来ずっと、やっぱりメインはこれ、レコーディングで使ってましたね。
それというのもね、とにかくどういうオケでも、きっちり聞こえる音になるんですよね。
かといって、何て言うんだろうなー、繊細なことができないわけじゃない。
ただね、俺分かんないんだけど、このギターだけの特出なのか、他にももしね、そういう古いJ-200持ってる人がいたら、ちょっと一回話をしてみたいんだけれども…。
このギターはですね、#弦 の張り立てがダメなんです。
マーチンなんかの場合は、必ず常に張り立てが、やっぱり一番いい音してるんですけど。
で、このチャリーンという成分は、マーチンの場合、どのギターでも俺の場合は、一番張り立てがいいですね。
逆に言うと、そこからどんどん死んでくんで、もう「死ぬまでにね、とにかくオッケーテイク録らなきゃ」なんかそういうとこ、あるんですけど。
こいつは逆にですね、張り立てだと、チャラいとこが強すぎて、張ってそれこそ何ヶ月も経って、何ヶ月も弾いてて、だいぶ死んでからが良くなってくるっていうね。微妙なんですよね。それが便利な時もあれば、不便なときもあるって言う。
弦がある程度、「ちょい死にかけ」くらいで落ち着いてくると、すごくバランスが良くなっていくところがあるんですよ。
とにかくアルペジオを弾いた時にですね、こう一本一本のね、この弦の太さみたいなのが、レコーディングした時にちゃんと出るんですね。
それがね、すごく何て言うんだろうなー、チャラくない、ちょっと深みのある味わいになる。
実はね、でかい図体してるからって、こいつは見かけほどは、レンジは広くないんです。
そんなにすごくLOWが出るっていうギターじゃないです。
なんだけども、やっぱり図体でかいぶんね、このゴツさはあるんですよ、音の。
その下の方のゴツさみたいなのが、ちょっと弦が死んで来た時に、良い優しさみたいになるって言うのかな。これがね、すごくいいんですよ。
でもやっぱりね、何と言ってもギブソンは、こういう #ストローク の曲を弾いた時の、コード感の固まり方っていうのが強いなと。
特にこの200はね、しかもその #コード 感のカタマリがゴツい(笑)
「ロックのオケでアコギを鳴らしたい」と思ってる方はですね、やっぱりこの「J-200の良いのを探す」っていうのが俺は一番おすすめですね。
あとですね、アコギの弾き方って、ストロークというのも色々あるわけですけど。普通は、いい音を出すっていうのは、基本的にはそんなに強くない弾き方で、一定の強さで、上から下まで、ちゃんとチャラララって弾くっていうね。こういうのが普通「いい音が出る弾き方」っていうことになるわけです。
で実際、こういう弾き方をしてると、どういうギターでも、まぁ一応そのギターの「イイ音」ていうのが出やすいわけだけれどもですよ。
テンション上がってきて、かき鳴らすっていうことをした時に、実はですねマーチンのギターをかき鳴らすと、他にオケがあったりすると、もう打楽器にしか聞こえなくなったりするんですね。アタックだけが出てきちゃったりして。
この200はですね、相当かき鳴らしても、それがコード感になって、ちゃんと出るんですよ。
なんでしょうね、こいつのこの強靭な体力って言うんですかね、まあ、そのためにもちょっと弦が死んでる時がまた、バランスが良くなるっていうのもあるんですけど。
こんだけかき鳴らすとね、アタックが分離して出てきちゃって、しかもそっちのが強く出るから、本当にオケ中で打楽器にしか聞こえなくなっちゃうこと多いんですよ。
こんだけそれが、かき鳴らしたら「強いリズムでのコードの刻み」として出てくるギターってのは、俺の知る限りは、やっぱりこのギブソンのJ-200最強ではないかと思っております。
そんなわけでね、今後も多分このギターとは、一緒に色々作って行くことになるであろうと思っています。今日はそんなギブソンのJ-200でした。