とても険しい道である大峯奥駈道。
吉野山と熊野三山を結ぶ修験道です。
この大峰山脈には神秘的な山が多くて、大自然の中に入る雰囲気が恐ろしさを感じさせます。
今回は大峯奥駈道の58番、59番靡とされる行者還岳と七曜岳に登ります。
日本百名山の大峰山。
最高峰の八経ヶ岳は雲に隠れています。
これから向かう行者還岳は尖っていて、とても険しい山容をしています。
修験道の開祖である役行者も一度撤退したことから「行者還岳」という名前がつきました。
確かに霧で見え隠れする行者還岳は崖のようです。
ところが行者還岳を裏側から見ると、比較的緩やかな道で登れそうです。
役行者は表側から登ったのでしょうか。
裏側から登って、私たちも行者還岳の山頂に立つことが出来ました。
この日はここで引き返すか、先の七曜岳まで行くかを迷ってました。
七曜岳は大峯奥駈道の中でも険しい山域に入る山です。
行者還岳に到着した時に、比較的元気だったので七曜岳まで歩くことに決めました。
七曜岳までの道も景色が抜群です。
人工物の見えない山深さが神様の領域を感じさせます。
岩場を乗り越えて七曜岳に到着すると、大峰の聖域である山上ヶ岳や稲村ヶ岳、目の前にバリゴヤの頭がよく見えました。
帰りはピストンで戻ります。
しかし毎度ながら疲れてきました。
曇ってきて少し薄暗くなってきました。
心細くなりながらも、焦らずに下山を心がけました。
今回も大自然を感じさせてくれた大峰山。
達成感が半端ないですね( ´ ▽ ` )
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