大学受験に失敗し、浪人を決めた2002年2月。これから始まる浪人生活では、一切の鉄道趣味活動を断ち切るために、頭の中が焦げ付くまでに103系を記録する放浪の旅に出ることとした。
当時、ビデオカメラはPanasonicに勤める友人の父親から貸して頂くとともに、友人においては、八王子駅の駅そばや拝島駅のタイ焼きをご馳走するだけで、この旅に同行していただいた。
これからの苦悩の日々を連想させるような、2月の鉛色の空ではあったが、5色の「色とりどり」の103系は、いつもと変わらず黙々と首都圏で働いていた。
私は、励ましを得たような気がした。
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