アメリカ・ロサンゼルスで新たな山火事が発生し、突風もあり延焼が続いています。現在、5万人以上に避難命令や避難勧告が出ています。
■火は5時間で…東京ドーム700個分近くに拡大
激しく燃え上がる炎。辺り一帯は大量の煙に覆われています。
ロサンゼルス北部のキャスティーク・レイクで22日、新たな山火事が発生しました。火はおよそ5時間で、東京ドーム700個分近くに相当する32平方キロメートル以上に拡大。突風も吹き荒れ、2~3秒ごとにフットボールの競技場ほどの面積が延焼したということです。
主要な高速道路が通行止めになり、生活への影響も拡大しています。
ロサンゼルス郡の保安官
「現在、私が把握している数字では、避難命令の影響を受ける人はおよそ3万1000人になる見通しです。また避難勧告の影響を受ける人は2万3000人に上るでしょう」
鎮火できたのはわずか14%ほどにすぎません。5万人以上に避難命令や避難勧告が出ています。
ロサンゼルスで7日に大規模な山火事が発生してから2週間。これまで高級住宅地パシフィック・パリセーズ付近のほか、ロサンゼルス近郊の5カ所で火事が確認されていましたが、今回は中心部から北西におよそ60キロの地点での山火事です。
延焼を食い止めようと、草を取り除くブルドーザー。上空からも懸命な消火活動が行われています。
CNNによりますと、火災が発生した地域は密集した低木林や草原が多く乾燥して燃えやすい状態になっていたことから、急速な延焼につながったといいます。
地元消防署の広報担当者
「消火が進むことを望んでいます。うまくいけば、風がおさまります。湿度が上昇し、火災に対して優位に立つことができます」
(「グッド!モーニング」2025年1月24日放送分より)
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