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【LUCY:歌詞和訳】5th EP「From.」빌런 ~ 못난이 ~ 도깨비춤 ~ 남김없이 ~ 낙화 【日本語字幕】

KUMA 15,600 lượt xem 9 months ago
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LUCY 5th EP 'From.'

愛情を込めて送る手紙の書き出しとしての'DEAR.'を通じて青く開花したLUCYが、新譜'FROM.'にて一緒に咲かせてきた花の最後の場面を詰め込んだ。満開の後で舞い散る花びらは、一見その使命を全うして散っていくかのように見えるが、それは再び美しく花開く日を誓う約束のための循環、とも言えるだろう。散る瞬間すらも美しい花びらであっても、再び地に芽吹くためにはそれぞれの試練を乗り越える必要があるように、誰にだって美しく、そして暗い、その両面の時期が存在する。光と言う単語はよく希望の象徴として例えられるが、暗闇もまた、光とは別の希望を意味するのかもしれない。'FROM.'ではそんな「自分の中の一番暗い部分」に寧ろ映して、そこから再び方法を探し出してもう一度花を咲かせる、そのような美しさを語る。

💐 💐 💐

【TRACK 01 「빌런/Villain」】
‐ 僕たちは平凡な日常の中で誰よりも輝きたいと思う時がある。 ヴィラン(悪役)も、時には逆光より日差しの中で、乾いた地面より澄んだ世界で、ヒーローになる夢を見ることもあるだろう。この美しい世界と輝く人々が僕を愛してくれているように、僕もまた彼らを愛し、そして共に輝いてみようと決意する。


【TRACK 02 「못난이/Complex」】
‐ 自分自身を愛することが難しい人々は鏡を自分から遠いところに置こうとする。彼らが自らの心を閉ざして世界との分断を図ろうとする理由はそれぞれ異なるとしても、彼らの中の冷えきった時間が溶けて、自分自身を愛する方法を知ることができるように、僕の手を差し出してみる。


【TRACK 03 「도깨비춤/DoggaebiDance」】
‐ 人間と一緒に暮らしてみたかった赤鬼と、そんな友人のために自ら悪役を買って出て犠牲となった青鬼の話。そして新たにここに、黄色い鬼の話がある。


【TRACK 04 「남김없이/Burn it」】
‐ 歌詞の中の「燃やす」という言葉は、通常否定的な意味で使われる単語だが、この曲では語り手が感じていた負担や責任感、あるいは過去に受けた傷を全て「燃やす」という意味で使い、これからの人生を再び新しく始めようというメッセージを込めた。沢山の感情が心に込み上がって疲れてしまった人々のための温かい種火となってほしい。


【TRACK 05 「낙화/Falling Flower」】
‐ もし僕がどこかに舞い散ってしまっても、君の前にきっとまた満開に咲く。 君がどこかに舞い散ったときは、そうして咲いた花びらになって必ず君を見つけて会いにいくよ。再び鮮やかに花咲かせるために僕らきっとまた会おう。花に始まり、そしてまた花開くその日を約束して。


***

今回の歌詞を訳するに当たって、彼らが面白がるままにどんどん進化して複雑に展開された曲調やサウンドも勿論のこと、さらにコンセプチュアルに昇華された歌詞が本当にただ面白くて、面白いと感じるままにゆるやかに訳をつけました(のでところどころ誤訳がありそうです)。彼らを象徴する「花」をモチーフとした言葉が入っていたり、また「낙화」をはじめとして、アルバム全体にこれまでの楽曲を彷彿とさせる言い回しが散りばめられていて、これまで歌詞訳という形で彼らのアルバムに向き合ってきたわたしにとってもとても意味の深いアルバムになりました。彼ららしさをところどころに盛り込みつつ、これまで肯定を歌うことの多かった彼らが「自分の中の一番暗い部分」にフォーカスして組まれた5曲の構成は新鮮で、誰しもが持っている後ろ向きな部分を包み隠さずに語る歌詞に寧ろ救われる気がしました。

「도깨비춤」は本当に全然訳せませんでした。曲の真意を読み取れなかった。浜田廣介さんの児童文学児童文学「泣いた赤鬼」をベースに、新たに生み出した「노란도깨비(黄鬼)」を語り手とした歌詞のようで、物語の中でそれぞれ違った優しさを持つ「赤鬼」と「青鬼」と違って「미련한(= 不慣れで愚かだ と言う意味、脈絡を読みきれず「未熟」と訳しましたが、ここが黄鬼解釈の本質読み解く鍵だと思います)」という否定的な言葉で形容される存在を中心として、面白く語った曲だと思います。도깨비춤というのは「サムルノリ」という韓国の伝統的な歌舞の演目で登場する妖怪(実際はその仮面をつけた両班)の踊りのこと、だとか、赤鬼(=英雄)にも青鬼(=悪役)にもなれない第三者としての黄鬼視点の話だとか、赤鬼はBoogie manで青鬼は못 죽는 기사와 비단 요람をそれぞれ例えているとか(←この説とても面白い)(実際に비단とか반とか못죽요と共通するワードが出てくる)色んな考察が上がっていて、読むだけで楽しませてもらいました。黄鬼の物語は読み切れませんでしたが、赤鬼や青鬼と同じように「人間(=他人)と本当はもっと近づきたい」と藻掻く現代の内向的な人物を黄鬼のストーリーとして書いたのかな、という読みで訳をつけてみました。黄鬼については今後公式(ウォンサンくん)から解説があるらしいので期待して待つつもりです。

4年前の夏、彼らと出会って、また彼らの曲を生み出すウォンサンくんと出会って、彼の作り出す世界と奏でられるサウンド、歌詞を誠実に届ける歌唱に幾度となく救われ、感動するままに和訳をしてきました。温かい言葉をくださった方、拙い訳でしたが応援して待っていてくださった方、本当にありがとうございました。「낙화」で「またきっと」と語られるように、いつか機会があればまた訳をつけに来たいと思っています。


★自然な日本語にするためところどころかなり意訳しています。
★誤訳等ありましたらコメント欄にて訂正よろしくお願い致します。
☆本動画で発生した広告収入は全て権利者に支払われています。


0:00 TRACK 01 빌런(ヴィラン/悪役)
3:50 TRACK 02 못난이(ブサイク)
7:23 TRACK 03 도깨비춤(鬼の踊り)
10:49 TRACK 04 남김없이(余すところなく)
15:02 TRACK 05 낙화(落花)


#루시 #LUCY

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