Nピラティスインストラクターの思考過程を記しておきます!
(何を考えて、どうセッションしているのか?)
<カウンセリング>
・「背骨がうまく伸びない、腰痛。左側が辛い」に着目
<姿勢と触診からの予測>
・視診による姿勢はflat back / swayback
・触診によって脊柱の後弯、前弯が胸椎〜腰椎にかけて少なくフラット
・骨盤のASIS,PSISの触診から左寛骨回旋をエラーとして捉える
<エクササイズ>
・足関節はフットワークの時点で硬さあり。足関節底屈45°よりも少ない。
・前脛骨筋の硬さあり(足背部も硬く、ドーム上に横アーチが広がらない)
・ループを使ったエクササイズの中で「股関節内転筋〜腹部」のつながりが弱く不安定性あり
・ブリッジでも同様の代償あり
・対策としては筋膜のDeep front lineを意識して股関節内転を使った骨盤帯の安定性を出していった
・キャット系のエクササイズから背骨の感覚入力を行うが、「屈曲」の感覚の入れ方が苦手
・一旦、シンプルな四つ這いにしてから四つ這いの感覚入力を入れる(ここでマシンを取り除いて課題数を減らす)
・あぐらで骨盤の前傾〜後傾を実施。本人としては脊柱を使っている感じになってしまう。
・この現象から「脊柱と骨盤帯を分離した動きが苦手→腸腰筋が入りにくい→左寛骨後方回旋の問題と影響か?」を考える
・その後のエクササイズは「ハムストリングス〜腸腰筋」を中心とした股関節エクササイズを実施
・結果は動画の通り。本人の主観の変化はあり。継続すればもっと変化が出てくる。
これらがNピラティスの1セッションの中での思考過程です。
常に仮説・検証をエクササイズ、評価の中で分析していきます。
Nピラティスの強みは「評価に基づいた確実に効果の出るピラティスの提供」です。
何かの参考になれば幸いです。
■目次
00:00 オープニング
00:38 カウンセリング
02:17 姿勢・動きのチェック
04:30 ピラティスセッション
32:33 体の状態の説明
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