価格高騰で世界が注目の「金」!
今、国内で最も多く金が採取される場所が鹿児島県内にあります。
4月入社の新人・山﨑凛記者が取材しました。
訪れたのは、住友金属鉱山が伊佐市で操業する「菱刈鉱山」です。
楽しげにリポートする山﨑記者ですが・・・
見慣れないマスク姿に見たことの無い車両!そして向かった先は暗いトンネルの中!急傾斜の下り坂をひたすら地下に降りていきます。
出発からおよそ20分、坑口から地下270メートル程の作業現場に到着です。
金の採掘は、まず岩盤を崩すところから始まります。
重機で岩に多くの穴を開け爆薬を詰め岩盤を爆破して、金の鉱石を採掘しています。
砕いた鉱石を洗って、表面の色が分かるようになった段階で鉱石と金が含まれている石、含まれていない石を分けていきます。
選別された鉱石は愛媛の工場へ船で送られ、「金」として精錬されます。
住友金属鉱山によると、「菱刈鉱山」は1981年の鉱床発見から現在に至るまで豊富な金の含有量を誇り、「収益の柱」だと言います。
ちなみに、菱刈鉱山の地下に広がるすべての坑道を合わせた距離は実に120キロ!
この距離を地上で例えると、菱刈鉱山のある伊佐市から県本土を縦断して、指宿の開聞岳付近まで!
そんな長い長いトンネルが菱刈の地下で複雑に交差しながら広がっています。
金の取引価格の高騰が続き去年は過去最高値を記録しています。
取引価格が上がると、伊佐市は鉱山を運営する住友金属からの鉱産税による税収が増えます。
鉱石の売り上げの1%を納めていますので、税収のおよそ9%を占めるそうです。
しかも現在、菱刈鉱山で働く人の8割以上が地元雇用(伊佐市の住民)なので多くの住民にとって欠かせない職場でもあるようです。
そして、金の価格が高騰すると鉱石自体の価格が上がり採掘から精錬にかかるコストよりも利益が上回るようになるため、鉱石にならなかったものも「鉱石」になるんだそうです。
また、菱刈鉱山の坑内は65度のお湯が湧き出ていることも特徴の一つで湧出量の3分の1はくみあげられ、地元の温泉で利用されています。
ちなみにこちらの温泉の名前は「黄金湯」です。
地元とのつながりも深い菱刈鉱山。
菱刈鉱山は操業から100年継続することを目標に、時代を意識したな取り組みも進めています。
詳しくは動画をご覧ください。
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