香川に次ぐ“うどん大国”が関東にあります。それは埼玉県。
■埼玉を”日本一のうどん県”に ご当地うどんは20種超
南波雅俊キャスター:
埼玉は隠れた“うどん県”だといいます。2009年のうどんの年間の生産量は、香川が日本で一番多く、2位が埼玉でした。
うどん生産量(年間)農林水産省調査より
▼香川県 5万9643トン
▼埼玉県 2万4720トン
埼玉を日本一の「うどん県」にする会の永谷晶久会長は「香川に勝てるポテンシャルは十分にあります」と語ります。
永谷会長の独断ですが、埼玉うどんは種類がぶっちぎりの日本一だということです。埼玉うどんは25種類前後の「ご当地うどん」があるということ。
有名なのは、冷たくしめた麺を温かい汁につける「武蔵野うどん」。深谷市では「煮ぼうとう」。醤油味のほうとうがあったり、川島町では「すったて」、夏野菜をすって味噌仕立ての冷汁につけて食べるそうです。
最近では、町おこしの名産品にもなっています。川口市のブルドックソースとコラボした「鳩ヶ谷ソース焼きうどん」。2023年まで88年間、ブルドックソースの工場があったということでグルメとして押し出している。
さらに、荒川の川幅がちょうど鴻巣市を流れている所で日本一ということで、それに合わせて「川幅うどん」。とにかく幅広のうどんを売り出している。
実際に永谷さんだけではなく、埼玉県としても、2021年に「埼玉はうどん共和国」だとアピールしてますし、県の観光課担当者は「わざわざ香川まで行かなくても、うどんは埼玉で十分満足できます」と自信たっぷりなコメントをしてくださっています。
■好きなチェーン店 全国で唯一「山田うどん」が1位に
南波キャスター:
埼玉の皆さんの「うどん愛」を紹介します。
かつては自宅にうどん小屋が一家に1台、うどんを打つ場所があったそうです。今でも北部の昔からあるご自宅には、うどん小屋がある家もあるそうですよ。
埼玉県の武蔵野台地は水はけが良いので、稲作に不向きで麦作が非常に盛んでした。農家の方を中心に毎日食べたり、冠婚葬祭でもうどんを食べるという文化もあったということです。当時は「うどんが打てないと嫁に行けない」ということも言われていたそうです。
そして「どこのうどんチェーンが一番好きか?」という調査では、他の都道府県では「丸亀製麺」や「はなまるうどん」と答える所が多い中で、埼玉だけは「山田うどん」が一番になりました。
埼玉県民のソウルフード「山田うどん」は、1965年に所沢市に第1号店ができ、関東に約150店舗あります。
SNSでは「定期的に食べなければ気が済まない。県民にとってのおふくろの味」「とにかく『普通が安心』」という声が聞かれました。
というのも、2003年までかなり長い間、埼玉の給食ではソフト麺に山田うどんの麺が出されていたので、皆さんの体にというか胃袋に染みついている。
埼玉を日本一の「うどん県」にする会会長の永谷さんは「香川の背中が見えてきた。県民が本気になれば抜ける」としています。
香川県(約100万人)と埼玉県(約700万人)の人口を比べたときに、埼玉県民が1人あたり月に2杯多く食べれば日本一になれるんだと。永谷さんは日本一を本気で目指しております。
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