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車好きの聖地・大黒PA 不正改造車を一斉摘発 外国人観光客も騒然 大混乱で逃走者も【羽鳥慎一モーニングショー】(2025年2月28日)

ANNnewsCH 70,668 5 hours ago
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 車好きの外国人の聖地となっているのが首都高速道路・大黒パーキングエリアですが、この大黒パーキングエリアで不正改造車の一斉摘発が行われました。 ■首都高265キロ 衝撃の投稿動画 男 「始まったのか!ちゃんと撮れよ!」  中国のSNSに投稿された動画。中国人とみられる男性が首都高を走行する様子を撮影したものです。映像から羽田空港から台場方面に向けて走っていることが分かります。 男 「もう少しで命を落とすところだったよ」  外国車に乗り、交通量の多い3車線をまるでレースをするかのように走り、一般車両の間をすり抜けていきます。ハンドル操作を誤れば、即事故につながりかねない非常に危険な運転です。 男 「260キロ出ているよ!メーターを撮ってくれ!」  映し出されたメーターは265キロの表示。このエリアの制限速度は80キロ。185キロオーバーの危険運転です。別の動画では車線変更してきた車をぎりぎりでかわす、いつ事故になってもおかしくない場面も。 中国SNSの書き込み 「湾岸線で300キロは普通。首都高で180キロでちょうど合格レベルだよ」  動画には「今夜、大黒PAで会おう」というタイトル。中国のSNSにはこうした大黒パーキングエリアのハッシュタグが付けられた動画が、今数多く投稿されています。 中国のSNSから 「皆さんに週末の大黒パーキングを体験させましょう。この一列は、すべてGTRだ!GTRは全世界共通の通貨です。大黒PAは車以外に人も面白いんだ、世界中の人が来ていることが分かる」  首都高速大黒パーキングエリアは「車好きの聖地」と呼ばれ、ハリウッド映画やアニメの舞台にもなり、車好きの外国人が多く訪れるなど観光地のようなにぎわいを見せています。  その一方で、駐車場内は改造車と人であふれ、まるで撮影会のよう。さらに、集まったギャラリーの前で空ぶかしや急加速をする“イキリダッシュ”と呼ばれる行為が多発。事故も相次いでいます。 大黒PAの利用者 「大きい音楽流したり、爆音で。一般車が止められなくなっているので、よくないとは思いますね」 「皆迷惑かかっちゃっているので、どうにかしないとですね」 ■車好きの聖地、一斉摘発の瞬間 少年も…  相次ぐ迷惑行為。休憩目的で訪れた一般のドライバーが利用できない事態も起きています。こうした悪質な不正改造車を取り締まるため、大黒PAを閉鎖し、神奈川県警と関東運輸局による特別街頭検査が行われたのです。  この日も大黒パーキングエリアには、たくさんの改造車と車を見に来たファンが集まっていました。海外からも多くの人が訪れ、パーキングエリアはさながら車のイベント会場に。  時刻は午後6時。辺りが暗くなりパーキングエリアに改造車が目立ち始める中、警察車両を見て慌てて車へと走るドライバーたち。 アナウンス 「こちらは神奈川県警察高速道路高速警察隊です。ただいまから、車両検問を実施いたしますので、大黒PAからお帰りの際にはご協力をお願いします」  検問を回避しようとした車が次々と発進し、出口に向かう車で渋滞が発生。しかしパーキングエリアの出口では、警察官が車を一台一台確認して問題がない車両を出口へと誘導する一方で、改造車が特設の検査会場に次々と誘導されていきます。  そんな中、カメラは突然、パーキングエリアの外に向かって走り出す2人の少年の姿を捉えていました。警察を見て突然逃げ出した2人の少年。警察によると、逃げた少年は「車道で撮影していた行為も警察に捕まると思い逃げた」と話していて、その後両親に引き渡されたといいます。 ■被害者は頚髄(けいずい)損傷 今も意識戻らず  検査会場では車両が保安基準に適合しているかどうか、関東運輸局の職員が車高や排気音などを検査。  しかし、駐車場内では不正改造にあたる部品を外すなどして、なんとか検査を回避しようとする人や、中には車を放置しパーキングからいなくなってしまう人も見られました。警察によると、この車のドライバーはその後出頭し、車両検査を受けたといいます。  自動車評論家の国沢光宏氏は、不正改造車の危険性をこう指摘します。 国沢氏 「車幅を異様に増やした車とか、タイヤが斜めになっている車とか、こういうのはタイヤ脱輪事故になって本当に大きな事故になる」  おととしには東京・渋谷のスクランブル交差点付近で、不正改造された車が歩行者に突っ込み、男性7人が重軽傷を負う事故が発生。  札幌では、不正改造された軽乗用車のタイヤが外れ、当時4歳の女の子に直撃する事故も起きています。この事故では女の子は頚髄(けいずい)を損傷するなどのけがで、1年以上過ぎた今も意識不明のままです。  相次ぐ不正改造車による交通事故。そのため不正な改造を「危険性の高い悪質な行為」として、検査を強化しているのです。 ■途方に暮れるスペイン人の姉弟…  一方、パーキングに訪れていた外国人観光客はというと…。 メキシコからの観光客 「こういうイベントは、普通だと思っていたし、安全だと思っていたので驚きました」  警察による不正改造車の一斉取り締まりという突然の出来事に、何が起きたのか分からず困惑。  スペインから旅行でやってきたというこちらの姉弟。実はこの日、弟の誕生日だったといいます。 スペインからの観光客・弟 「僕は車が大好きなので、こういう場所は僕にとって最高。誕生日なので」 「(Q.お姉さんが連れてきてくれた?)はい」  一斉取り締まりで一般車エリアが閉鎖となり、帰れなくなってしまったのです。 スペインからの観光客・姉 「ここに入るのに苦労したので、タクシーに乗ってきたんです。でも帰りはどうすればいいか分からない。出口がないか見てみます。あっちはもう閉鎖されているので」  駐車場内を歩き回り出口を探すものの、一般道への出入り口はないため、途方に暮れる2人。  警察によると、帰れなくなった外国人観光客はその後、知り合いがタクシーに乗って迎えに来たといいます。 ■一般ドライバーは困惑  フロントガラスに貼られた「不正改造」と書かれた大きなステッカー。この日、検査を受けた車両は25台。そのうち23台に不正改造が認められたといいます。  大黒パーキングを利用する一般のドライバーはこのように話します。 一般ドライバー 「一般車が止められなくなっているので、よくないとは思いますね」 「本人は(改造が)好きなんでしょうけど、違法になるまでやって、こういうところで捕まってたら世話ないですよね」 (「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年2月28日放送分より) [テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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