[パーマカルチャー] 自然と共生する農と暮らしを訪ねて パーミーズ高麗(こま)・埼玉 Permaculture Farming in Koma,Saitama Japan
概要
[パーマカルチャー] 自然と共生する農と暮らしを訪ねて パーミーズ高麗(こま)・埼玉
Permaculture Farming in Koma,Saitama Japan
#パーマカルチャー #Permaculture #Farm
植物料理研究家のヨシです。
今回はわたしの友人、遠藤昭一さんにパーマカルチャーのある暮らしを見せてもらいたくて、埼玉県日高市の高麗にあるご自宅と畑を訪ねました。
パーマカルチャー、聞いたことありますか?
ざっくり言うと、サステナブルな農と暮らしのデザイン論。
永続的な文化・暮らし
永続的な農業
を意味します。
永続的な、ということは、私たちと、自然環境が活かしあった、win-winな関係性だということ。
植物・動物・地形・日照など、その土地の自然の特徴を最大限に活かしながら、生態系と調和をして、食べ物を生産する、暮らしを営む。
ちょっと昔まで、当たり前のことでしたよね。本来、人が生きていく上での大前提です。
パーマカルチャーは、そんな世界中の伝統的な農業や暮らしの知恵や工夫、そして先進的・実験的なアイデアがいっぱいつまった、エコロジーの宝箱みたいな世界です。
わたしは、パーマカルチャー発祥の地オーストラリアのタガリファーム(創始者の一人ビルモリソン氏の農場)で、20年ほど前にパーマカルチャーデザインコースを受講してきました。
料理をするうえでも、パーマカルチャーの考え方はずっと役に立っています。むしろ、ベースになっていると言った方がいいですね。
お訪ねした遠藤さんは、その頃からのパーマカルチャー仲間であり先輩です。遠藤さんは、ネパールのヘンプを使ったフェアトレード事業「ヒマラヤンマテリアル」を長年、経営していらっしゃいます。
パーマカルチャーの実際を、遠藤さんのお庭と、彼と仲間達が世話をする畑で、ご覧ください。
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パーマカルチャーでは、はじめにまず観察observationということを大切にします。
今、ここにあるもの、どんな資源が使えるか、どうお互い(人と植物・植物同士・植物と地形など)活かし合えるか。よーく観察するところから、庭づくりが始まるんですね。
・水気の多い窪地には、水気を好む植物を配置する。
・火事で燃えた木材→通路の材として利用。ゆっくり分解して土になり肥やしになる。
などの事例がありましたね。
もうひとつ、デザインが平面的だけではないところもパーマカルチャーのおもしろい点です。
ティピを使って縦にも横にも、多様な植物が適材適所で成長していく、そして変移していくのを人が見守ってお手伝いしていくという事例にもあるように、パーマカルチャーでは空間も時間も、多面的で多次元的な見方をします。けっこう、哲学的でしょ?
今流行り?のスパイラルガーデンや曼荼羅ガーデン、これもパーマカルチャーの世界観です。
日本でもPCの本がいくつか出ているので、紐解いてみてください。
わたしも、今耕している畑をパーマカルチャーの視点で大胆に植物を配置してみたいな、とあらためてインスピレーションに湧いています。
遠藤さん、アイデアがいっぱい詰まったお庭と畑、見せていただきありがとうございました!
パーミーズ高麗の情報はこちら
↓
Transition Town Koma 耕して、食べて遊んで、わけあう暮らし
https://tt-koma.jp/
遠藤さんのヘンプフェアトレードショップ「ヒマラヤンマテリアル」
↓
https://himalayanmaterial.stores.jp/
植物料理研究家 ヨシベジ
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