10月上旬に行った木箱から化粧鉢への植え替えです。
木箱の場合、鉢の通気性がとても良いので、根は外へ外へ伸びていき、中心部の用土が固くなるほど根が張ることはありません。ですから、木箱からの植え替えは簡単に土が落とせるものです。
しかし、今回植え替えた若恵比須は、木箱で３～４年しか経っていなとは思えないほど根がしっかり張っています。まるで陶器の鉢で管理していたかのようです。
木箱から化粧鉢への植え替えですが、根の処理としては化粧鉢から化粧鉢への植え替えほどの手間がかかっています。
植え替える前にしっかり用土を乾かします。この若恵比須は１週間水を与えずに乾かしました。
木槌で根を叩いて根の隙間に入っている土を落とします。用土が乾いていたほうが、土を落としやすくなります。
できるだけ根は切らずに残し、用土はほぐして落とす。これを両立させるため木槌で叩く処理はとても面白い手法です。
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