【丸々一ヵ月。やっと口説き落として得た勝利】なぜ猪木は不敗を売り物にしているアンドレからギブアップ勝利を得ることができたのか? #プロレス #格闘技 #猪木 #RIZIN
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アンドレは、自分が本物と認めたレスラーには惜しみなく“勲章”を分け与える男だった。その最たるものが、1986年6月17日の第4回IWGPヘビー級王座決定リーグ戦で決勝進出を決める、猪木との大一番だろう。
話はその1ヶ月前に遡る。
シリーズが始まる前に、このカードの日程は決まっていた。当時、マッチメーカーとしてカードを組んでいたレフェリーのミスター高橋氏は、猪木からこう指示されていた。
「この試合でアンドレから完璧に勝ちたい。なんとか話をつけてくれ」
当時の新日本プロレスは、長州力らの離脱もあって興行成績が落ち込んでいて、猪木自身の力にも陰りが見え始めていた。
難攻不落のアンドレから勝利を奪うことができれば、猪木神話の新たな1ページとなり、新日本が浮上するきっかけにもなる。
しかし、相手は不敗を売り物にしているアンドレである。いくらマッチメイカーの指示が絶対とはいえ、そのキャラクターとプライドを考えると、簡単に「イエス」と言わせられる話ではなかった。
来日早々、高橋氏はアンドレに話をしたものの、アンドレは一言「ファック・イット」と言っただけだった。それが「ノー」の意思表示であることは明らかだった。
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