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タイトル:アークザラッドⅡ(Arc The Lad Ⅱ)
ジャンル:シミュレーションRPG
発売日: 1995年6月30日
対応機種:プレイステーション(PS)
発売元:ソニー・コンピュータエンタテインメント
開発元:ジークラフト
作品紹介
幼い頃に故郷をシルバーノアに襲撃され、その「炎を自在に操る」という一族特有の特異な能力ゆえにロマリアの研究機関“白い家”に捕らえられた過去を持つハンターの少年、エルク。「炎のエルク」として名を馳せる腕利きのハンターであるエルクは、ある夜「空港を占拠したテロリストを殲滅して欲しい」との依頼を受ける。テロリストを追い詰め、飛空船に乗り込むエルクだが、彼はそこで不思議な雰囲気を纏う少女・リーザと出会う。彼女を狙う組織の存在を知ったエルクは自らの過去と向き合い、そして大きな運命の流れの中に飛び込むこととなっていく。
当初は8月の発売を予定していたが、11月1日に延期されその旨の告知CMも放映された。『アークザラッド』の直接の続編で、広範な人気を得て100万本近い販売を記録し、シリーズ最大のヒットとなった。また、PlayStationゲームとしては初めて前作のメモリーカードのデータをコンバート(引継ぎ)できるシステムを取り入れた作品でもある。さらに翌年にはアペンドディスクに当たる『アークザラッド・モンスターゲーム with カジノゲーム』が発売された。音楽は前作に引き続き、T-SQUAREの安藤まさひろが担当している。
PlayStationプラットフォームが主導する形でゲーム業界の潮流が3Dグラフィックへ移行する時代にあって、本作は従来の2Dグラフィックながら、精緻なドット絵で描かれる多数のキャラクターの多彩なアクションが見所となっている。
また、前作はパーティ全員が戦闘に参加していたが、今作では新たな登場人物に加えてモンスターを仲間にすることが可能になりパーティメンバーが大幅増加した一方、戦闘に参加できる人数が5人までに制限され、パーティ編成が重要な意味を持つようになった。
他、前作には存在しなかった「街中での行動」が可能となり、店での買い物や休息といった一般的なRPGの要素が加えられたほか、ハンターズギルドで依頼の遂行や指名手配モンスター討伐を請け負うことで、様々なサブイベントを楽しむことができるようになった。
本作はCD-ROM1枚にもかかわらず、サブイベントまで網羅するとシナリオを追うだけでも100時間近いプレイ時間となる。加えて最大31名のパーティメンバーのレベルアップ上限は、システム上1000まであり、さらに使用武器や魔法にも個々に熟練度が存在する。膨大な収集アイテムと、後述する鍛冶屋による強化のランダム性など、やりこみ要素に関しても前作よりさらに飛躍的に増加している。しかしその一方でプログラム上または内部データのバグが大変発生しやすく、少しディスクが傷つくだけでロードエラーが発生するなどの問題点が発生していた。