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エンジンで曲がる第3回は「タイヤを潰してもっと曲がろう!」です。
(※音声機材トラブルにより、一部、聞き取りづらくところがございます。大変申し訳ございません。)
後輪が路面を蹴るトラクション効果で、曲がるときの加速で安心して走りやすく感じるのがわかった次の段階へ進みましょう。この路面を蹴る、つまり後輪が路面へ突っ張る応力をもっと強めるのが、エンジンが発生するトルクのチカラ。
これはエンジン回転だと最大トルクを発生する回転域より低い側、アイドリングしていた回転域よりちょっと上からはじまる3,000rpmほどの幅で存在します。
この領域で強くトルクを与えると、路面に対しタイヤを潰すほどの応力となり、グリップ力と曲がれる旋回力も大きく強まります。
ただスロットル(アクセル)の開け方にコツが必要で、丁寧でスムーズな開け方だと効果を発揮できません。低い回転域で大きく捻ると、タイヤが潰れて路面に接地する面積が増えるのを実感できるのです。
とはいえ、低い回転域であってもスロットルを大きく捻るのは、モーレツに加速されたら怖いと警戒して当然でしょう。
そこで通常で走りやすいとイメージしている5,000rpmあたりで、ちょっと開けたとき鋭く加速しようとする反応と、3,000rpmあたりかそれ以下で大きく開けた場合はゆっくりとしか加速しないという違いをまず確認しておきます。
そして今度はその低い回転域で、全閉から半分ほどまで開け、加速するレスポンスがあったタイミングでほぼ全開まで大きく捻ってみましょう。
どうですか?リヤタイヤが太くなったような安定感が伝わったと思います。
これをいきなりカーブで試すと、曲がりきれるかなど他のことが気になり、中途半端な状態を繰り返すなどすぐ身につきません。
直線で何度も試して明確に実感しておき、それからカーブで試してください。
ただし、このままでは区間限定になってしまうので、次回の「曲がりながら、シフトアップ」まで習得してからにしましょう。
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<RIDE LECTURE(ライドレクチャー)とは?>
ネモケン(根本健)がスポーツバイクの乗り方を指南するRIDE LECTURE。略して、ライレク。
雑誌『RIDE HI』で連載中のRIDE LECTUREと同じカリキュラムで、雑誌の文字とイラストだけでなく動画でも確かめられる連動企画です。生徒役は平山ことみ。ビッグバイク免許歴3年ですが、典型的な怖がりさんなので、皆さんにわかりやすく安心で楽しめる操作方法を身につけていきます。
ビギナーだけでなく、キャリアはあってもたまにしか乗らない人も、苦手だったり不安に思うシチュエーションに遭遇します。そんなときまだバイクに慣れていないから、繰り返し乗るうちにいつか慣れてうまく乗れるようになる……と思いがちですが、それは間違い。
ライテクはその操作がなぜどうして有効なのか、ひとつひとつ理由を覚えて納得しないと、同じ勘違いを繰り返すだけで、いつまで経っても上達しません。
また怖さを伴う練習もNG。不安にならない方法で、正しい操作ができたときの違いを実感しながら、積み上げていくのが一番です。
思うように走れると、バイクの楽しさは何倍にも拡がります。そんなバイクライフを目指し、伝授している様々なコツをぜひ身につけてください。
撮影 / A1studio
編集 / 岡村大輝
生徒 / 平山ことみ https://www.instagram.com/hirayama.kotomi
https://twitter.com/hirayamakotomi
協力 / 本田技研工業:https://www.honda.co.jp/motor/
SHOEI:https://www.shoei.com/
ユーロギア ダイネーゼ &AGVジャパン事業部:https://www.dainesejapan.com/
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