1986年にSONYから発売されたCDP-555ESD 定価 ￥150,000。
このプレーヤーは、1986年の第2回長岡鉄男のダイナミック大賞ＣＤプレーヤー部門に選出されています。
このモデルは、Gシャーシをベースに非磁性アルミ引き出し材の外装シャーシと磁気ひずみを低減する銅メッキ処理の内部シャーシによる二重構造を採用しており、剛性や強度が向上しています。
このＧシャーシ構造は、後にも先にもこのモデルだけに採用されていて、この時代の最高傑作のひとつとなっています。
このプレーヤーの故障で多いのが、トレイの開閉トラブル。ベルトの劣化だけでなく、SONYのプレーヤーにあるあるのチャッキングアームを駆動しているギアの固着。ほぼほぼ、このギアは固着しています。
この動画では、トレイベルトの交換とギアの固着を除去する方法をお伝えしています。
未だにファンの多いこのモデルですが、今後このような採算を度外視して作り込んだプレーヤーはまず作られないでしょう。