【2月21日ウクライナ情勢 概要】
テレグラム:https://t.me/UKR_RU_WarMap
0:00はじめに
1:04 ウクライナ戦況の全般的な事柄
2:26 ウクライナ情勢とロシア情勢のニュース
2:38 今日のトランプ大統領無茶苦茶発言まとめ
4:44 ロシアで制裁解除期待高まる!トランプ大統領に期待
5:05 トランプ大統領の今後の予測を専門家が分析
5:34 ブダノフ長官が「今年停戦実現」の予想
6:12 各地域の戦況
6:41 ロシア領クルスク、ハルキウ方面の戦況
10:24 北東部 ルハンスク州 東部 チャシフヤール方面 テルニー トレツクの戦況
12:08 南東部 ドネツク州ポクロフスク クラホフ ブレミフカ方面の戦況
17:31 後方地域の爆発炎上事件
18:20 南部 ザポリージャ州 ヘルソン州の戦況
●最近の過去の動画は再生リスト
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●全文は解説図付きでnoteで読めます
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最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説!毎日戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍 青:ウクライナ軍 オレンジ:係争中
・地図の下に縮尺、一辺10kmの正方形が所々あります
●ウクラ軍の損失は?
データ非公表
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
利用は規約に沿って確認の上行っています
#ウクライナ戦況
#ウクライナ情勢
#プーチン大統領
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戦況図と並んでよく見られている、
ウクライナとロシア情勢のニュースコーナーです
YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます
1番目
今日もアメリカから因縁めいた発言が届いています
まずCNNによると、
トランプ大統領は「ベセント財務長官がキーウを訪問した際、
失礼な扱いを受けた」と発言し、
「ゼレンスキー大統領は会談中に居眠りをしていたため、
ベセント長官は手ぶらで帰ってきた」と述べ、
「ゼレンスキー氏はアメリカのご馳走列車に乗っている」と批判しました
またウォルツ国家安全保障問題担当大統領補佐官は記者会見で、
「ウクライナから聞こえる発言はトランプ政権を侮辱している」と述べました
同氏はトランプ大統領がゼレンスキー大統領を独裁者と呼んだことについて質問された際、
直接答えず、
「ゼレンスキー氏には失望した」として次の2点を挙げました
一つ目は「アメリカ国民や納税者に対しもっと深い感謝の念を抱くべきだ」と述べ、
「率直に言ってトランプ大統領に対する侮辱は受け入れられない」と付け加えました
具体的にどの発言が侮辱にあたるかは明らかにしませんでした
次に鉱物資源協定を挙げ、
「数千億ドルを回収するのはアメリカの納税者に対する義務だ」と述べ、
署名を拒否したウクライナを批判しました
またキーウを訪問しているキースケロッグ氏は、
会談後の共同声明と共同会見を拒否しました
さらにトランプ大統領はロシアをG7に復帰させる提案をおこなったことに関連し、
フィナンシャルタイムズはG7が出す文書でロシアを侵略者と表記することを拒否したと伝えています
最後にウクライナ最高会議国防情報委員会のコステンコ委員長は、
ウクライナメディアで、
「アメリカによるウクライナへの兵器配送が停止された」と述べ、
「最終決定が出ていないため、
一部で出荷が見送られている」とここ最近のアメリカとの緊張関係が影響していることを説明しました
2番目
ロシア市場では、
戦争のロシア勝利と制裁解除の期待から、
ルーブルは1ドル88.5ルーブルに上昇し、
アナリストは、
「このまま制裁が解除されれば、
1ドルは70ルーブルまで上昇する可能性がある」と期待感を示しました
3番目
このような状況について、
ウクライナ軍事軍縮研究センターのサムス氏は、
ベラルーシメディアに対し、
「すべての国と対立するのがトランプ氏の交渉戦略で、
いずれ変更されるだろう
来週あたりにフランスのマクロン大統領とイギリスのスターマー首相がトランプ大統領と会談する可能性があり、
そこで発言が劇的に変化すると考えられる」と分析しました
4番目
ウクライナ主要情報総局GURのブダノフ長官は、
ポーランドの軍事情報誌ディフェンス24のインタビューに答え、
個人的な見解だと前置きした上で「今年停戦が実現すると思う」と述べ、
具体的なことには触れませんでしたが「停戦に必要な要素はほとんど揃っている」と述べました
また平和維持軍の可能性について、
「平和維持軍が功を奏した例は一つもない」として疑問と呈し、
「(停戦後も)ロシアはウクライナ情勢を不安定化させようとするだろう」と説明しました
■それでは、
各地域の戦況です
戦況の変化のあるところを中心にお伝えします
その変化は大画面で、
フルスクリーン表示にしていただくと、
町並みや日付とともに追いかけることができます
説明にあたり、
過去に海外で起きた事件を参考に、
ルジアンやRuzzian軍など、
YouTube用に最適化した表現を使用しています
●北東部 クルスク、
ハルキウ方面
双方が攻撃と奪還をおこなっているクルスクと、
ハルキウ方面の戦況についてお伝えします
○クルスク方面
作戦に影響を与えるクルスクの天気は、
雪
最高気温-6度、
最低気温-12度
今日の天気予報も、
晴れとなっています
この方面でRuzzian軍は11回の攻撃を行ないました
この方面に配置されているウクライナ軍の
第95空挺強襲旅団の第1空挺突撃大隊の
クラスノフ小隊長は、
ウクライナ陸軍のテレビに登場し、
クルスクの前線の状況について、
「敵は装備を使わず、
歩兵による前進で数え切れない負傷者が発生している
人間であれば何でも突撃させ、
囚人はもちろん、
コック、
負傷者も投入している
敵はなんとか状況を好転させようと
全力を尽くしている」と説明しました
1番目
ウクライナ領のピサリフカとユナキフカでは、
Ruzzian軍がドローンで偵察をおこない、
動くものすべてにドローンと大砲で攻撃をおこない、
ウクライナ軍の兵站に圧力をかけている情報があります
映像はRuzzian軍のもので、
国境から10キロの地点にあるピサリフカで
ウクライナ軍のトラックを
観察しているところとなっています
映像は地表でも鮮明に写っていることから、
長距離の飛行ができる光ファイバードローンが
使用されていると考えられます
2番目
ニコルスキーの西の郊外では、
位置情報付きの映像によるとルジアンが
突撃をおこないました
ウクライナ軍は地図の境界森林で敵を発見し、
ドローンで座標を特定して先制して
クラスター砲弾と高爆発破片弾を使用して
効率よく撃退しました
ご覧いただいているのはウクライナ軍の
第47機械化旅団のもので、
14歳以下のお子様が見て真似しないように
一定の編集をしていますが、
地図の場所で休んでいるルジアンの様子となっています
地図ではルジアンの撃退地点が
1か月前より1.5キロ後退していることもわかります
3番目
プレフォボ南東10キロのウクライナ国境では、
Ruzzian軍がウクライナ領内に侵攻しましたが、
この攻撃はウクライナ軍により撃退されました
映像はウクライナ側のもので、
Ruzzian軍が装甲車両で前進し歩兵が
展開する様子となっています
これらを含めていまのところ戦況図に
影響のある情報はありませんが、
未確認情報でスヴェルドリコヴォで
Ruzzian軍がわずかに前進したとの情報がありますので、
こちらは確認が取れれば戦況図に反映します
○ハルキウ方面
この方面でルジアンは5回攻撃をおこないましたが、
ウクライナ軍が撃退し、
戦況図に変更はありませんでした
ヴォフチャンスクでは、
詳細な場所は不明ですが、
Ruzzian軍が機械化攻撃をおこないましたが、
ウクライナ軍の罠にかかり、
Ruzzian軍は兵士30人、
装甲車両2両の損失を出して撃退された情報があります
記事によると、
ウクライナ軍は6人で撃退し、
空軍から配置転換した部隊が活躍したとのことです
●北東部 ルハンスク州方面
●東部 チャシフヤール方面
クピャンスクから、
チャシフヤール方面の戦況についてお伝えします
この方面でルジアンは、
クピャンスク方面で3回、
スバトベ・クレミンナ線で12回、
シベルスク周辺で1回、
チャシフヤール方面は3回、
トレツクの方向で13回
攻撃を行ないました
○チャシフヤール方面
この方面でルジアンは、
市街地で前進がとまり、
郊外で攻撃を活発化させているようです
そのうちチャシフヤールの北にあるフリホリフカでは、
位置情報付きの映像によると、
ルジアンが集落に向けて攻撃をおこない、
集落の複数の箇所で旗を掲げて占領を主張しました
ご覧いただいているのはルジアン側のもので、
地図の家の前の様子となっています
戦況図ではフリホリフカの集落を
ルジアンが占領したとして更新しました
面積は1.5平方キロになります
○トレツク方面
トレツク市内では、
戦況図に変更はありませんが、
ウクライナ軍はトレツク市街地で
ドローンで圧倒しています
参考までにその攻撃位置を結んだ線を
戦況図に記載しました
ルジアンの支配地域が
全体的に500メートルほど縮小し、
ルジアンは苦戦を余儀なくされています
●南東部 ドネツク州
ポクロフスク、
コスティアンティノピル、
ヴェリカノボシルカ方面の戦況についてお伝えします
この方面でルジアンは、
ポクロフスク方面では26回、
コスティアンティノピル、
ヴェリカノボシルカ方面で13回
攻撃をおこないました
昨日の動画からクラホフにかわり
コスティアンティノピルと呼んでいます
○ポクロフスク方面
この方面ではルジアンは歩兵の突撃を行ない、
反対にウクライナ軍は防衛に重要な地点で
反撃をおこなっています
ウクライナ軍のトレフボフ報道官は、
ウクライナのユナイテッドニュースに登場し、
「ウクライナ軍が最近反撃に成功し、
敵は資源が限られてきた
そのため勢いは若干弱まり、
残っている部隊で再編成をおこないながら
攻撃をおこなっている」と述べました
また、
国家警備隊第14チェルヴォナカリーナ旅団の
バクリン情報将校は、
陸軍テレビで「状況は安定し、
敵は疲労と天候のために装備が使用できず、
人力で攻撃をおこなっている
また通信手段が途絶えているため、
連携した作戦もおこなえない」と述べ、
車両を使わず歩兵による
単純な突撃作戦をおこなっていることを説明しました