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00:00
01:52 色々な人を入れた方が問題解決力が高い
03:06 世間の常識とのズレで苦しむ
06:28 最初は借り物の価値観でいい
11:54 寓話にしてみました
22:12 本日の宿題
本日は「多様性と存在それ自体の価値」というテーマでお話しします。
劣っていること、ダメなこと、弱さというものがあったとしても、それ自体に価値があるんですよ、本当に。
僕はこの話を患者さんにもするんです。
「私は良いとこ本当に一個もないですよ。それでも価値はあるんですか?」とよく言われて、良いところが一個もなかったとしても、生きてることそれ自体に価値があるんだよ、と僕はよく言います。
巷に溢れているのは「良いところが一個もないんです」と悩みを言った時に、いや、誰しも探せば一個や二個、本当に良いところあるよ。
あなただってこれが得意じゃない。
こういう優しいところがあるじゃない。
人の痛みがわかるじゃない。
そうかもしれないけれどもゲームが得意じゃない。
何か色々あるんだけれども、趣味で笑わせてくれるじゃない、ムードメーカーで、と言うんだけど「一個もないんです」という人、「いや、そんなことじゃなくて、本当にないんです」みたいなこと言うことがあるんです。
どこか良いとこあるでしょう?というのは、結局能力主義や優劣を決めるようなところの枠から抜け出せてないので、そういうのじゃないんですよ。
本当にただ劣っていても存在していることに価値があるということなんだけれども、なかなかわからないと思うので、今回はそこをいつもとは違った角度から解説します。
■色々な人を入れた方が問題解決力が高い
これは結論が出てるんです、これ自体について。
『Problem solving by Heterogeneous Agent』多様な集団、人間、エージェントというのは行動する物体ということですけど、ヘテロジニアス、多様な軍団による問題解決ということで、ホンさん(Lu Hong)とペイジさん(Scott E. Page)が2004年に出した、複雑系に関する数理モデルを含めた論文なんですけども。
認知的多様性は解空間を広くカバーする、ということを証明した論文です。
難しいね。
多様だと、問題解決できるよみたいな。
優れた人間だけ入れるよりも、変わったヤツ、色々なヤツを入れた方が問題解決力が高いんだよ、集団として見たときは、という、まあまあそりゃそうだろうという感じがするような内容なんだけど、それを数理モデルで解説したという論文で、有名な金字塔という論文のようです。
これはAIに教わりましたけど。
結論やそういうモデルは知ってたんですけど、改めてこういう論文なんですよ、はあ、という感じでした。
■世間の常識とのズレで苦しむ
よくある精神科の話をすると、患者さんは世間の常識と自分というものがズレていることで苦しんでいることが多いんです。
世間ではこうすべきだ、こういうことができて当然だ、これができないと甘えだ、弱いんだ、ダメなんだ、クズなんだと言われたりして。
私というのはどうにかして世間の常識の枠の中に入ろう、世間が求めている人間、大人、女性、男性の枠に入ろうとするんだけど、どうしても入れきれないというのがあります。
「私」という存在は脳と記憶の2つで出来上がってるんです。
お父さんとお母さんから半分ずつDNA、遺伝子をもらって、その遺伝子を設計図にして脳というのが出来上がるんですけど、そこに記憶、色々な体験、経験、知識が入る。この合わせ技で「私」というものが出来上がる、おそらくそれで出来上がるだろうという風に言われているんですけど。
最初の設計図上のところに、みんな違うんですけど、病気や障害があると、ここのズレが大きいと、いくら記憶やソフトウェアの部分でカバーしようと思ってもなかなかカバーしきれずに世間の枠の中に入らないということはあります。
僕もそうなんですけど、やはり世間からズレちゃってるんですよね。
僕も発達障害傾向が濃いので、ASDっぽいし、ADHDっぽいし、あとはOE(オーバー・エキサイトアビリティ)、過興奮みたいなのがあるんですよ、楽しくなってガーっと言ってしまうとか。
世間の人が価値があると思うものに対して、あまり価値を感じないです、お金や地位とか。
そのくせ自分のことをもっと評価しろと言ったりしてるのでややこしいんですけど。
でもズレてます、僕も。
ズレてる人間はどうしたらいいのか?
僕は中高時代、ずっとズレてるなと思って悩んでいたんですけど、孤立していたんですけど、このパーソナル哲学というのを獲得するのがいいです。
世間はそう言おうと仕方ないじゃないか。
自分はこうなんだ。
他の人はそうかもしれないけど、私はこうなんです、こう思います、だからどうしたんですか。
まあいいじゃない、みたいな。
あなたと私はズレてますよ、違うよね、相容れないところもあるでしょう。
でも私は私の人生を生きてるんですよ。
ただそれだけなんですよね。
でも別に犯罪を犯すわけでもないし、最低限のルールを守ってるし、距離をとって一緒に暮らせばいいじゃないですか。
そういうことなんですけど、なかなか常識の枠からパーソナル哲学に到達するのはムズイんですよね。
僕自身もこの哲学を獲得したくて中高時代から、学校からズレ、友達からズレ、色々感じてたので、家族からのズレ、地元からのズレ、地域からのズレ、色々感じていたので、哲学みたいなもの、倫理も好きだったし、その中で「脳ってどうなってんだ?」と思って理系のことに興味を持ったし。
強烈なアイデンティティが欲しくて自衛隊にも入ってたし、そういうものがあったんですけど。
結局今は呑気に一人でYouTubeを撮ったり、開業医やっているわけです。
■最初は借り物の価値観でいい
借り物の価値観を戴きながら哲学を獲得したということになります。
それでいいと思うんですよ。
まず最初は借り物の価値観を手に入れることが大事です。
精神科医がお勧めする借り物の価値観、つまり現代精神科医、現代の日本の精神科医が考えるある程度スタンダードな意見だと思うんですけど、それはこれなんですよ、「仕方がない」「生まれてきて良かった」
つまり治癒とは何かというと、感情やトラウマに支配されず、合理的に行動できるということです。
精神科の患者さんは何が苦しいかというと、元々苦しいというのもあるし、感情の波があるのが苦しいんだけど、感情に支配されるがゆえに苦しいんです。
トラウマがあっても、トラウマに支配されるがゆえに苦しいんですよ。
★動画の文字起こしはこちらのnoteに【全文掲載】されています。
https://note.com/wasemenblog
(文字起こし自体がない動画もあります)