現在Readingが17,18点くらいの方は、その教育背景にかかわらず、読むスピードが相当速いかたが一定数いらっしゃいます。こういう方々は、スコアを上げるのに苦労することが多いです。
そもそもスピードが速いのは、「わかっていないところをわかったふりして飛ばせるから」です。つまり、わからないことが多いほど、スピードも出るんですね（まったくわからない専門書を絵だけ見ながらページをめくる姿を想像しよう）。
つまり、こういう受験生がスコアを上げるには、「１文でもわかっていくこと」そのためには、「スピードを落として読むこと」がどうしても必要になってきます。
でも「ゆっくり読んでね」では、なかなかうまくいかない。そこで、「ＰＣの画面にタイプアウトしながら読む」ことを一つの選択肢としてご紹介します。
こうして読むと、どうしても物理的なスピードが落ちます。
つまり、いろんなことを考えながら読めるんですね。
そして、最後まで打ちました、と。
そうなったら、そのパッセージをコピーして、穴埋めの問題を作ってみましょう。新出単語を( )に入れるとか、つなぎの語句を( )に入れるなど、できます。こうして、同じものを、異なる視点で何度も読みかえすことができるようになります。こうして、ち密に何度も読み返していくことで、能力が高まります。
ただ、時間はかかります。
けれど、それはTOEFLのスコアを上げるにはどうしても避けて通れないところ。どうせ避けて通れないのであれば、しっかり効果が出るものを、やりたいものです。
また、テストでは制限時間があるから、ある程度のスピードが要求されます。
それも、普段からゆっくり読んで、わかるところが増えれば、答えられる問題が増えます。逆に、わからないところは、すぐに飛ばしてもよいわけです。そうして、しっかり正解できる問題を増やしていく、という勉強が功を奏します。
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