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MIU. ART

MIU. ART

MIU.ARTのアトリエにようこそ。

「卵黄テンペラ」という中世イタリアより伝わる絵画古典技法と銅版画を主にアート制作、発信をしています。
主となるテーマは「不変性」です。
テンペラや銅版画は一枚の作品を仕上げるのに大きな労力と時間を必要とします。
目まぐるしく移り変わり物が溢れる世の中にあって、時代に逆行し手仕事の尊さ、時間の大切さ、魅力に触れ、それこそが今の時代に必要なものだと感じています。
アートとは、一歩立ち止まり天を見上げた時に空のキャンバスに星座を描いた先人達のように心を豊かにし、それは流行に流されるものではなくいつも静かにそこにあるもの、小さくも温かな光を灯してくれるものだと信じています。

■卵黄テンペラ?
卵黄テンペラは油絵具以前の技法で、ボッティチェリやレオナルド・ダ・ヴィンチの作品が有名です。
顔料となる絵具の粉を、卵黄と酢を混ぜたメディウムで溶いて絵具を作ります。
絵具の状態では水溶性ですが、乾燥すると水分が蒸発し油分だけが画面に残るという特徴があります。
顔料の持つ本来の美しさをそのまま画面に定着させる事が出来、一度固まると非常に強固な画面を作り何百年経った今日でもその美しさは色褪せません。
また、キャンバスではなく石膏を塗ったきめ細かい画面を支持体とする事で金(銀)箔を「磨く」事が出来、最大限にその輝きを引き出せるのも魅力の一つです。

■銅版画?
ヨーロッパより伝わった技法で、最も古いものは15世紀まで遡ります。
彫刻等を使い直接銅を彫っていくエングレービングに始まり、16世紀に入りレンブラントに代表される腐蝕技法エッチングが確立されました。現在において多種多様な表現方法がありますがその基本は何百年と変わらず今も受け継がれております。