2014年8月より、タクシードライバーになりました。最初は右も左も分からないだけではなく、元々休日にしか車を運転していなかったため、運転技術も危険予知も未熟な状態でのデビューでした。
2017年11月、後輩ドライバーが、ご実車中にお客様から河原町龍馬を北行右折するように言われて右折したところ、警察に検挙されてしまいました。それがきっかけで、気軽に手軽に勉強する一つのツールとして、「岩城塾」という活動を会社内で立ち上げました。
交通ルールを初めから知っていれば、他のルート選択もできたのに、自信を持って右折をお断りできたのに……。2種免許を所持しているドライバーたる者、知らなかったでは話になりません。しかしながら、勉強をする場というものはほとんどないのも現実です。一人でも多くのドライバーを「知らなかった」から救いたいという思いで、約4年間、毎日「岩城塾」という活動を続けて参りました。
2021年12月より、動画によってさらに分かりやすく伝えたいという思いで、YouTubeの動画投稿を始めました。
[1]車の動かし方を伝えたい。
タクシードライバーにデビューした当時、教習所で「内輪差を意識しろ」と教えられたものの、その先の「どのように車を動かせばよいか」ということが全く分かっていませんでした。
ヘタクソドライバーだった時代を経ているからこそ伝えられることがあります。ヘタクソでも理論が分かれば、誰でも狭い道を壁や電柱にぶつけることなく右折・左折することができるようになります。
パイロンやコーンバーなどを用いた人為的なコースではなく、実際の道路を用いたリアルなコースの運転動画を通じて、実地で役立つものを提供していきたいと思っています。
[2]地理・地名を覚え、お客様に寄り添う
京都の方は地元愛が強いです。その愛の強さゆえに、他の土地の人にあまり知られていないような通り名や町名が、その土地の方々にとっては知ってて当たり前であることがしばしば見受けられます。
『新人なので』『この辺りは不慣れなもので』と、トラブル回避をするのはもちろん大事です。しかし、もう一歩踏み込んで、その土地その土地のことをもっと知り、お客様それぞれの地元にもっと寄り添うこともまた大事なことだと思っています。そんな思いをYouTubeでもぶつけていきたいと思っています。