現在、スコットランドのグラスゴーに於いて、4年に1度のサイクルで開催される「スーパー(メガ)世界選手権」の初回大会が開催されています。8月3日〜13日の日程で自転車競技の13種目を一斉に開催する史上最大の自転車競技の祭典となっています。
昨日は注目の男子エリートロードレースが開催され、オランダのマチュー・ファンデルプールが圧倒的な力で独走勝利を決め、オランダに38年ぶりの同カテゴリー金メダルをもたらすと共に、三世代にわたって悲願だったアルカンシェルを見事に手にしました。
そして今回は、「UCI自転車世界選手権大会」の最終日に開催される予定の「女子エリートロードレース」レースプレビューをお届けいたします。
改めてロード系種目のスケジュールは以下の様になっています。
8月5日(土)女子ジュニアロード|70km|1036m
8月5日(土)男子ジュニアロード|127km|1865m
8月6日(日)男子エリートロード|271km|3570m
8月8日(火)ミックスリレーチームTT|40km|484m
8月9日(水)男子U23個人TT|36km|242m
8月10日(木)女子ジュニア個人TT|13km|132m
8月10日(木)女子エリート個人TT|36km|242m
8月11日(金)男子ジュニア個人TT|23km|187m
8月11日(金)男子エリート個人TT|48km|352m
8月12日(土)男子U23ロード|168km|2436m
8月13日(日)女子エリートロード|154km|2229m
8/13 エリート女子ロードレース
距離:154.1km
獲得標高:2,229m
グラスゴーサーキット:14.3km x 6周回
男子ロードレースでも明らかになったように、グラスゴーの市街地サーキットは、まるで「サバイバルクリテリウム世界選手権」の様な独特な周回コースとなっており、タイプとしては石畳系ベルギークラシックを戦える様な選手向きとなっています。
ロードコースは大きく分けて「青=ライン区間(約60km)」「赤=グラスゴーサーキット(1周14.3km x 6周)」の2セクションに分かれています。
ライン区間に現れる「クロウロード」と、グラスゴーサーキット内にある「モントローズストリート」の上りのプロフィールは以下の通りです。
◯クロウロード:5.9km/4.8%
◯モントローズストリート:200m/10%
しかし、周回コース内には他にも無数の短い上りと、50箇所以上といわれる多くのコーナーが点在しており、女子レースについてもサバイバルな展開になることはほぼ間違いないと思われます。
以下、直近10年のトップスリーとなります。
エリート女子ロードレース
2022 VAN VLEUTEN| KOPECKY|PERSICO
2021 BALSAMO| VOS|NIEWIADOMA
2020 VAN DER BREGGEN|VAN VLEUTEN|LONGO BORGHINI
2019 VAN VLEUTEN| VAN DER BREGGEN|SPRATT
2018 VAN DER BREGGEN|SPRATT|GUDERZO
2017 VAN DEN BROEK-BLAAK|GARFOOT|DIDERIKSEN
2016 DIDERIKSEN|WILD|HENTTALA
2015 DEIGNAN|VAN DER BREGGEN|GUARNIER
2014 FERRAND-PRÉVOT|BRENNAUER|JOHANSSON
2013 VOS|JOHANSSON|RATTO
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