京都での撮影を通じて、人はそれぞれ耐え難い経験を持ちながらも、それを乗り越えた先に奇跡的な認識があることを感じました。本州最北端の恐山では、亡くなった人の霊と会話する「いたこ」の文化があり、今回の撮影でも、亡くなったご子息との対話が話題となりました。日本では、霊の存在を信じる人が約40~50%にのぼり、お盆の行事を意識する人も半数以上。世界的にも、霊的なことに抵抗のない人は50~80%と多く、人々は目に見えない世界を受け入れる傾向があります。離れていても、生きている間なら電話やZoomで話せますが、もし亡くなった人の声なき声をハートで感じることができるなら、それもまた素晴らしいことではないでしょうか。