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近いものを濃く、遠くなるにつれ薄く描くのが水墨画の基本です。
長谷川等伯の「松林図」を思い浮かべて下さい。手前の松を濃墨で描き、遠くなるにつれ松の墨色は薄く描かれていますよね。この基本通りに描くと、墨色を変える回数が少なくなり、筆運びがスムーズになります。
しかし、いざ題材の景色を前にすると、色の濃淡は遠近関係なく画面に点在しています。水墨で複雑な景色を描くためには、まず色を整理して考え、色の違いは筆使いで描き分けることがポイントです。
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篠原貴之水墨画塾【オンライン画塾受講生募集中】
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篠原貴之の絵の技法と考え方を、基本から練習課題とともに勉強してゆく講座です。
オンライン講座ですので、自宅で好きな時間に受講していただけます。
ひと月に2回、筆墨に関する基礎授業と、絵作りデッサンに関する基礎授業、それぞれの練習課題を配信します。それに沿ってゆくと1年でグラデーションペインティングの基礎を網羅出来るプログラムとなっています。今まで描いてきた篠原貴之の水墨絵画の基になる技法や考え方を、講義ではなく、すべて筆を執りながら実技として説明し、初めての方でも取り組める簡単な練習課題をこなしながら、自習してゆける入門講座です。
筆墨の特性と絵作りは相関関係にあり、墨だからこそ生まれた構図や遠近法などの画作りがあります。筆墨と絵作りの練習を平行にすすめるのがこの講座の特徴です。
筆墨による表現は、基本的な使い方を知らないと、筆墨を使っているだけで、墨の透明感や筆の筆致、水墨ならではの画作りができません。水墨は簡単ではありませんが、基本を理解できれば、あとは自身で上達してゆけます。1年間集中して、私と一緒に基礎を固める講座です。
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