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【速報&詳細レポート】日本の誇り✨VOWWOW 2025/01/09詳細ライブレポート「王の帰還」は無事に果たされた#人見元基#山本恭司#vowwow#bowwow#厚見玲衣#loudness

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BGMは薄く入れてありますので、別ソースでVOWWOWを曲順に沿ってガンガン聴きながらお楽しみください。 THE RETURN OF THE KING 日本が誇る本物のアーティスト、再結成VOWOWのライブが、2025年1月8日9日東京ドームシティホールで行われました。 ヴァウの総て-All About VOW 第一幕~渡英前@SHIBUYA-AX 2010/12/25」(Blu-ray) https://amzn.to/3Zpze9y ヴァウの総て-All About VOW 第二幕~渡英後@SHIBUYA-AX 2010/12/26(Blu-ray) https://amzn.to/3zgJeYd JAPAN LIVE 1990 AT BUDOKAN [DVD] https://amzn.to/3XoebBP LIVE IN THE U.K. [DVD] https://amzn.to/3XqCijg III https://amzn.to/3MK6C3c CYCLONE https://amzn.to/3MNsniG EBOW (イーボウ) EBOW PLUS E-BOW PLUS https://amzn.to/4hamIQT U.K.(憂国の四士)+2(SHM-CD) https://amzn.to/4gGcnwl 「王の帰還」まさにその名にふさわしい、堂々たるライブでした。 日本国内の音楽界において、本物とはいかなるものか、それをまざまざと見せつけた素晴らしい演奏でした。 この動画では、1月9日に行われた、この伝説のライブについてのささやかな私見を速報でお伝えします。  VOWWOWは昨年6月、2023年に死去したドラマー新美俊宏さんの一周忌追悼と、ファーストアルバム「BEAT OF METAL MOTION」のリリース40周年を機に、14年ぶりの復活ライブを行ないました。その反響は絶大で、追加公演として1月8日、9日に「TOKYO DOME CITY HAL」でライブが決定。チケット販売は「争奪戦」だったといいます。 6月のライブの選に漏れた管理人は、今度こそ意気込んでやっとのことで取れたライブチケット。 12月21日にチケットを発券した時は、本当に幸せな気分になりました。 さて当日、会場に到着するとすでに異様な雰囲気に包まれていました。 グッズを求めるための長蛇の列、そして並んでいる方々の年齢層を見ると、まさしく1990年代に熱い青春時代を送って来られたとみられる面構えも立派な紳士、淑女の群れがありました。 それぞれにそれぞれの人生を送ってこられたその年齢を感じさせました。 会場に入ると一度は見たことのある往年のミュージシャンたちの顔もあり、このライブへの期待感の高さがうかがえました。 定刻通り暗転となり、オープニングSEが流れます。聞き慣れた山本恭司のギターサウンドをモチーフとした壮大なオープニングから、なんとオープニングナンバーは、 個人的に最も再演して欲しいと願っていた「GOINSANE」でした。 1986年1月22日の夜にタイムスリップしたかのようなまさにあのサウンド。 本当に何年かぶりに鳥肌が立ちました。山本恭司のギターにオーバーラップしてくる人見元基のシャウトですでに会場は大興奮となりました。 PAスタッフが用意した「ラインアレイシステム」の影響でしょうか、大変バランスの良いサウンドと、エッジの効いたパワフルな音圧が心地よく、会場に見事にフィットしていました。 「WOWOWⅢ」は新生バウワウとなってからは3作目のアルバムで、濃厚に海外マーケットを意識していたアルバムのため、このイントロのジャパネスク調なリフが、リアルに日本を感じさせてくれていて、当時腰を抜かすほどぶったまげたのを思い出します。 実際にこのアルバムのヒットが、秋には拠点を日本から英国に移し、本格的に世界規模の活動展開をしていくきっかけを作ったのです。 「GOINSANE」の濃厚な演奏が終わり、観客があっけにとられていたのもつかの間、山本恭司の超絶タッピングからの「SIREN SONG」になだれ込みます。BPMがかなり近めの2曲を、さらっと並べてくるところが、凄腕バンドの真骨頂でしょう。アルバム「CYCLONE」の世界観をあっという間に観客に再認識させました。 「バウワウ帰ってきたぜ」からの「昨日もやったんすけどね」で会場の大爆笑を誘った人見元基のMCからの「YOU'RE THE ONE FOR ME」でしたが、この曲をビシッと決めたかと思ったその刹那、ここでなんと山本恭司が「もう一回やっていいですか?」とコール。なんと我々は「YOU'RE THE ONE FOR ME」を2回見れることとなったのです。アーティストの名誉を守るため細かい事情は伏せますが、しかし人見元基が再びタイトルコールした瞬間今度は”天才”厚見玲衣が怪しい動き、「(鍵盤のプリセット)を次の曲にセッティングしてたのよ」などのやりとりがあり、WOWOWのリハをそこで見ているかのような朗らかな空間を共有できたのです。 しかし再演された「YOU'RE THE ONE FOR ME」がまさに完璧で、「シャッフルって本当に日本人に合うんだよな」などと妙に感心してしまいました。 そして山本恭司、人見元基、厚見玲衣が出会ったということがとんでもない奇跡だったんだなと痛感しました。もちろんボトムを支えるリズム隊も信じられないくらいの分厚さで、特に山本恭司「18の時からの仲良しです」と紹介されたドラマーの岡本郭男はオリジナルドラマー新美俊宏への深いリスペクトを感じさせながらも、新見よりも若干後ろノリの、それでいて幅のある多彩なドラミングでフロントマンの3人を絶妙に支えていました。 「Love Walks」では曲中盤の人見元基のソロ風フレーズからのブレイクに、集まった観客が一人も声を出さず。シャウトからのサウンドインを邪魔しなかったことに対する感想が、人見元基から語られました。 「昨日も言ったんすけど・・・私のシャウトの前・・曲が終わったと思わず待っているところが・・・通だね」と そしてコンサートは「I've Thrown It Al Away」へと続きます。 私にとっては、なぜ米での契約が取れなかったか理解不能の『MOUNTAIN TOP』 要するに世の中の価値観が大きく揺らいだ90年代初頭においてこの作品が当時のアメリカのレコード会社にとってはまぶしすぎたのだろうと管理人は勝手に解釈しています。 どのような意図か分かりませんが、続いての曲も『MOUNTAINTOP』となりました。 改めてアルバム全体を聞き直すと、WOWOWのメンバーにとって「このアルバムでダメならしょうがないか」と思わせるほどのクオリティと、メッセージ性がありました。 ご承知の通り、この後日本社会はバブルが崩壊し、長く辛い低迷の時期、失われた30年の時代へとなだれ込んでいきました。 そしてアーティストとは名ばかりの、口パクで、または機械音で収入が得られるような音楽産業界へと堕落して行ったのです。 WOWOWの解散というのは、そのような社会の様相を予期した出来事だったのかもしれません。 さて、つまらない呟きはさておき、 コンサートは山本恭司のギターソロへと進みます。冒頭、「僕ももう70なんです」と吐露して観客を驚かせた山本恭司が観客を気遣い「どうぞ座ってください」と促します。 ギターの素晴らしさはもちろんですが、このような山本恭司の人間性の奥深さ、経験からくる確かな自信を感じさせました。 ギターソロではボトルネックやE-bowを効果的に駆使し、ギターサウンドの可能性の無限さを遺憾なく発揮していました。特にディレイサウンドとハーモナイザーを組み合わせたオーケストレーションは秀逸で、山本恭司の音楽家としての才能、サウンドクリエイターとしての能力の高さに感動しました。まさに心と指が一体化しているような、そして体とギターが1つになったまさに芸術的なサウンドでした。 座って聴かせていただいたことから、心地よいクラシックサウンドを聞いてるような感覚にとらわれました。 昔、リッチーブラックモアが語っていた「クラシックというのは 体全体ではなく、内面で感じ取るものなんだ。 だから座っていても十分に興奮するんだ。」という趣旨のコメントをしていましたが、その意味を改めて感じました。 そして再びバンドが登場し、人見元基の山本恭司のコールの後、ペダルベースシンセサイザー「Moog Taurus III」を駆使した山本恭司のイントロから「NightlessCity」へ突入。会場の大合唱とともに、第一部の幕引きが行われたのでした。 きっかり25分の休憩後、現れたのは人見元基ただ一人でした。 控えめに「ロックコンサートなんだけど、アカペラ1曲、長めに」と英語構文調に語られたMCから、人見元基の力強くも切ない、まさに上質な歌声を披露していました。 実は近くに、人見元基のことを「先生」と何度も呼びかけている青年がいて、おそらく人見元基の教え子だった方々であろうと想像できるのですが、「この逸材が定年までは普通の英語教師だったんだよな」と思うと、何と日本の音楽界は了見が狭いんだ、と思わずにはいられませんでした。それと同時にこの年月をまたいでこのハードボイスをキープしてきた人見元基に改めて敬意の念を禁じえませんでした。 そしてこの後半も飛ばしに飛ばします 1987年から参加したニールマーレイ作詞の「Don't Tell Me Lies」を皮切りに 「Stay Close Tonight」 「Signs Of The Times」 「Pains Of Love」 Ⅲの名曲が続き、 人見元基の「まだどこでやるとかは決まってないけどまたやります」という嬉しい報告とともに 「HELTER SKELTER」で会場のボルテージは最高潮に達しました。 そしてサイクロンの代表曲「Hurricane」と続き、本編ラストの 「Shot In The Dark」で往年の山本恭司と厚見玲衣のバトルが展開されました。 当然のことながらメンバーがステージをする前からアンコールを求める拍手は鳴りやまず、なんとあのUK・エイジアのジョン・ウェットン作詞の「Don't Leave Me Now」からアンコールはスタート。 「Shock Waves」と続き、合唱するために作曲されたかのような「ROCK ME NOW」をもって、感動のステージは遂に幕を閉じました。 山本恭司がステージ上でマイクを通して常に語っていたのは、我々オーディエンスに対しての感謝の言葉でした。ここまで芸能生活を続けられてきたこと、そして不可能と思われたVOWOW再結成が叶ったこと、1000人規模の会場からこんなにも広い会場に立てたこと。そしてこの感動を全てのバウワウファンと共に分かち合えていること。言葉一つ一つが心に染み渡りました。 しかしこの感動の時間は、全て山本恭司の存在がスタートだったとしみじみ思います。唯一無二の、人間としての山本恭司が存在しなかったら、この日の感動を味わうことはなかったでしょう。 そしてそんな山本恭司に魅せられ、集った数多くのメンバー達、VOWOWの歴史を作ってきた様々な関係者の皆様方、全ての存在が一つの糸と糸でつながっているのです。 我々は、今こそ日本人として、本物の音楽を強力に支えなければいけないと感じます。 今回のライブで改めてVOWOWが尊敬に値するアーティストであることが証明されました。そしてそれは、ノスタルジックな感傷に浸る幸せを越えて、このメンバーで新しい歴史を作ってほしいと切に願う新たな幕開けを渇望させるものでした。 最後になりますが、この日のライブはWOWOWが3月に放送・配信することが決定しています。管理人もようやくWOWOWと契約する日が来たようです。 皆様はどうされますか。当然、チェックするしかないでしょう。

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