【日本橋/Nihonbashi】日本の発展を肌で感じる日本橋室町を歩きましょう｜Tokyo Walking Tour｜Travel Relax

江戸の面影を残しつつ、最先端の文化が息づく街・日本橋室町。歴史的建造物が多く残り、利便性と落ち着いた雰囲気が共存する日本橋室町を私たちと一緒に歩きましょう。

歴史性と先進性をあわせもつ街　「日本橋室町」
日本橋を中心とした商業と文化の街で、大手企業の本社が数多くひしめく。また、歴史的建築と近代建築が共存し、老舗の路地の向こうに高層ビルといったユニークな景観が楽しめます。特に室町側（北詰）の中央通りを挟む両サイドの建築物は、高さ100尺（31m）のスカイラインが保たれ、美しい景観をつくっています。日本橋地区は「日本の中心」として、何世紀にもわたって商業の繁栄を享受し、通りには賑やかな店が並び、運河（その間にほとんどが埋め立てられました）が流れ、栄えてきました。何世紀もの歴史を持つ店が今もこの地区に数多く残っており、散策するのに楽しい場所です。江戸時代（1600～1867年）には、最も有力な商家の一つであった三井家が日本橋に織物店「越後屋」を開業し、大成功を収めました。その後継店である日本橋三越は日本初の百貨店となり、現在もこの地区の中心に立っています。

最近の再開発プロジェクトにより、日本橋地区は趣のある新しい施設で活性化しました。ハイライトは、コレド室町複合施設です。3つのエレガントな高層ビルが立ち並び、商家街の江戸時代の伝統にインスピレーションを得たモダンでありながら伝統的なデザインで、ショッピングや食事が楽しめます。漆器、金箔、包丁、箸、酒、調味料、海藻、お菓子など、日本各地の伝統工芸品や地元の食材を専門に扱う店が多数あります。

日本における百貨店建築のパイオニア「日本橋三越本店」
日本初の百貨店。大正3年（1914年）に鉄筋コンクリート造り地上5階地下1階建ての新館が誕生した際にも「スエズ運河以東最大の建築」と称賛を浴びた。特にエスカレーターやエレベーター、暖房換気などの最新設備や、採光天井のある壮麗な中央ホールは大きな話題を呼び、以降のデパート建築の礎となりました。昭和2年（1927年）、関東大震災による修築に加え西館と東館を増築。外装も耐震性を考慮したルネサンス様式に一新し、東館の6～7階には全678席の三越ホール（現三越劇場）を開設。

日本の風土や伝統の中に“新しさ”が感じられる「コレド室町」
高層ビルとショッピングゾーンで構成される「COREDO室町」は、長い歴史を刻む老舗が全国から集結しているほか、レストランやショップ、映画館や多目的ホールなど、さまざまな店と施設が入る複合商業施設です。かつて商売や貿易の中心地として重要な歴史的役割を担っていた日本橋エリアの古き良き伝統を引き継ぐべく、「COREDO室町」には、刃物、陶磁器、醤油、お茶やお菓子を販売する店が軒を連ねています。ほかの商業施設にはない、こちらならではの大きな特徴となっています。

華麗にして質実なアメリカンルネサンス「三井本館」
米国ピッツバーグのメロン銀行本店をモデルに、関東大震災の教訓からその2倍の地震にも耐えうるように設計、施工された地上7階地下2階建ての鉄筋コンクリート造。「壮麗、品位、簡素」をモットーにデザインされた建物は、外壁を囲むコリント式列柱ほか内部のドリス式円柱群、その柱や床に惜しみなく使われた大理石、精緻な天井装飾など圧巻のひと言で、今なおその崇高な佇まいを残す。また竣工当時は世界初となる全館完全空調が導入されるなど、設備面においても最新鋭の技術が駆使されました。

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