アンプやケーブルを変えると音が変わる理屈を、基本原理からわかりやすく解説します。最後に確認テストを用意しました。
**関連動画**
https://youtu.be/jz-p6s5VO0o
https://youtu.be/UGkHa-ARyXc
**目次**
00:00 イントロ
03:01 動作原理
03:59 スピーカーのインピーダンス特性
05:27 実際の動作
08:55 アンプの音はどれ?
10:18 アンプの音が変わる場合
11:40 過渡応答に違いが出るのはなぜ?
13:06 まとめ
14:28 確認テスト
**確認テストの解答**
問1:アンプを変えると違う音が出る理由は?
A 駆動力が違うからだよ
B ダンピングファクターが違うだけさ
C アンプの音が違うからです
答え:B
解説:問題の図のカーブは、SPのインピーダンスカーブです。ダンピングファクターが低いと抵抗分圧により電圧のカーブが生まれ、これによって音が変わります。
Aの駆動力は、出力に関係することで音には関係ありません。Cは、定電圧駆動のアンプはどれもフラットですから、音に違いはありません。
問2:①は何の音?
A スピーカー自身の音だよ
B スピーカーのインピーダンスカーブでイコライジングされた音
C アンプの音です
答え:B
解説:抵抗分圧のカーブは、スピーカーのインピーダンスカーブです。スピーカーは、このカーブでイコライジングされます。
Aは、同じスピーカーを繋いだアンプBがフラットなことから、スピーカーの音ではありません。Cは、定電圧駆動のf特はフラットですから、アンプの音ではありません。
問3:①は過渡応答が悪いが、なぜ?
A ピークがあるからだよ
B アンプの制動力が弱いからさ
C アンプの過渡応答が違うからです
答え:A、B
解説:どのような理由にせよ、周波数特性にピークが出来ればそこの過渡応答が悪くなります。
Bの制動力は出力インピーダンスで変わります。この問題では制動力を下げる抵抗がアンプの中にありますからBも正解になります。ケーブルも要因ですから、必ずしもアンプが原因とはいえない点に注意してください。
Cは、アンプの特性は基本フラットですから、アンプ自身に過渡応答の違いはありません。
問4:インピーダンスの低いSPを繋いだら
音がおかしくなった。どうしたら改善する?
A ボリウムを下げるだけです
B ドライブ能力の高いアンプに替えないと無理だな
答え:A
解説:インピーダンスの低いところで電流を流せないと、定電圧を維持できなくなって音が変わります。この場合、定電圧を維持できるところまでボリウムを下げれば改善します。Bでも改善できますが、アンプを変えないと無理なことではありません。
注:動画の中で豆電球を直列にすると明るさが半分になると説明していますが、明るさは電力に比例するので、実際は半分ではなく、もっと暗くなります。
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#オーディオ #原理解説