2021年5月放送作品
日本書紀にこの国の呼び名がこのように記されている。「豊葦原の瑞穂の国(とよあしはらのみずほのくに)」“神意によって米が豊かに実り繁栄する国”という意味である。縄文時代の終わりに日本に伝来したと言われている稲作は安定した大規模な共同体を形成するきっかけとなり、やがて日本という国が形作られていった。またお米は日本人の主食としてだけでなく祭や神事など、日本文化に深く密接な結びつきがある。まさに日本は今以て「瑞穂の国」なのだ。 しかしなぜ、日本人は米を主食としているのか?また米を食べることによって日本人にどのような変化が起こってきたのだろうか?稲作のルーツや古代米から解き明かされる弥生時代の日本の姿、さらに危機に瀕する棚田の現状まで、脈々と続いてきた私たちとコメの歴史と今を探ることで、日本人にとっての"米”とは何かを浮き彫りにする。
稲村 達也さん(奈良県立橿原考古学研究所)
倉田 のりさん(国立遺伝学研究所)
星野 真人さん(大型放射光施設SPring-8)
中川 貴雄さん(明日香村役場)
濱田 将司さん(NPO法人 明日香の未来を創る会)
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<『ガリレオX』番組ウェブサイト>
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