もう10年ほどになりますか、アメリカのタイムという雑誌に最も日本的な旅館という事で掲載されてましたね、日本的?分かったようで分からないところでどんなんだろうと予てから一度行ってみたいなと思っていました、
立地は旧中山道下諏訪宿に在り、今でも数件残る江戸時代の旅篭をルーツとした宿で建物もリニューアルはしているものの古さも充分に残している建物でした、日本的ってこの事だろうなと直ぐに思いましたね、外人さんにとってはこのような古い日本家屋は相当に珍しいでしょうしね、
お風呂ですが中庭に新しく造られていました、綿の湯源泉を全く手を加えずにそのまま流していました、これも今の時代こんな生の温泉に入ることは貴重な経験だと言えます、
しかし食事を頂くともっとびっくりしました、名物の馬刺しが山盛り出てまずびっくり、その後がかつての信州の郷土料理の連続でした、ダメ押しにイナゴ・蜂の子・ざざむしですから、これよくタイムの記者が食べたね、
はっきり言って最新の和食の様に旨くは無いです、しかしホンの数十年前まで普通に食べていたものをあえて出してもらった事で大変に感銘を受けたし、勉強をさせてもらったという気にもなりました、おそらくタイムの記者もここに日本を一番感じたんじゃないでしょうか、
District Shinsyu
Prefecture Nagano
Town Shimosuwa
Ryokan Suwa-Minatoya