陸上自衛隊中央音楽隊第171回定期演奏会 Great Harmony~いま大いなる和のもとに~
Japan Ground Self Defense Force Central Band 171th Regular Concert
令和6年2月21日(水) すみだトリフォニーホール
2024.2.21 (Wed) SUMIDA TRIPHONY HALL
「鳳凰が舞う」 印象、京都・石庭・金閣寺/真島 俊夫
La dance du Phenix-impression de Kyoto / MASHIMA Toshio
指揮:副隊長 2等陸佐 柴田 昌宜
Conductor : Executive Officer LTC SHIBATA Masanori
真島 俊夫(1949~2016)山形県生まれ。和声法と作・編曲法を兼田敏に、ジャズ理論を内堀誠に師事。吹奏楽の代表作品は、全日本吹奏楽コンクール課題曲となった「交響詩 波の見える風景」(1985)、「コーラル・ブルー」(1991)、「五月の風」(1997)や、「三つのジャポニスム」(2001)などがある。編曲作品は数百に及び、コンサートの定番となった「宝島」「オーメンズ・オブ・ラブ」、ジャズのスタンダード作品集「GOLD POP」(全三部作)など人気作を多数生み出している。
この曲は、川口アンサンブル・リベルテ吹奏楽団の委嘱で完成し、第2回交響吹奏楽団のためのクードヴァン国際交響吹奏楽作曲コンクールで第一位グランプリを受賞している。
以下、真島氏の解説を引用させていただく。
千二百年の歴史を持つ日本の美しい都、京都には筆舌に尽くしがたい魅力があります。たくさんの寺の落ち着いた佇まいと歴史の重み、回りを取り巻く自然が四季折々に変化する表情の美しさ、そして長い時間により磨かれた“洗練”という目には見えない風情。
私は気が向くと、ぶらりと京都に立ち寄ります、そして湯豆腐で酒を飲りながら、日本庭園や竹林を眺めては様々な思いをめぐらせるのが好きです。それは普段の忙しさから解き放たれ、何か心が静まるような感覚を覚えます。そして都の華やかさにも心が惹かれます。私が好きなもう一つの街であるパリと京都が姉妹都市であるということは、実に興味部会ものがあります。
この曲は、その華やかな文化や歴史に彩られてきた美しい都、京都の印象を音にしたもので、あくまで全体的な印象であり、この部分は何という構成ではありません。
しかし敢えて言えば、中間の静かな部分は竜安寺の石庭からインスピレーションを得たもので、遠くから鹿威しや竹林をそよがせる風の音も聞こえます。
そして最後の壮大なクライマックスは華麗な金閣寺と、その屋根に、今にも天に向かって羽ばたこうとしている黄金の鳥、“鳳凰”の印象です。“鳳凰”はまた、空ではなく時空を飛ぶ鳥だと言われています。
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