沖縄県内の鉄道といえば、ゆいレールが唯一の交通手段ですが、現在新しい鉄道を建設することが計画されています(「実現する」とは一言もいっていない)。それが「沖縄鉄軌道」です。沖縄鉄軌道は那覇市中心部(ゆいレール県庁前駅付近)を起点とし、沖縄本島北部の名護市中心部を終点とすることとされています。
沖縄県内の交通はほぼ自動車に依存をしているのが現状で、那覇市やその近郊を中心に慢性的な個通渋滞を引き起こしています。そこで、高速・大量輸送に優れた鉄道を導入のうえ、各駅から周辺地域への二次交通(フィーダー交通)を設けることで、通勤・通学・観光などにおける効率的な移動を実現するのが狙いです。また、交通渋滞に付随して懸念される経済の停滞や環境負荷の増大などといった社会問題・環境問題も同時に軽減する効果が見込まれています。
今回はそんな沖縄鉄軌道のルートを那覇市から名護市にかけて巡りながらどのようなルートを通るのか、その沿線状況を見ていきます。色々な意味で沖縄らしい市街地や観光地などの風景が望めるとともに、沖縄本島が意外と広いことにもお気づき頂けることと思います。
【参考】
・沖縄県企画部交通政策課「沖縄鉄軌道 公式HP」
https://oki-tetsukidou-pi.com/
・鉄道計画データベース
https://railproject.tabiris.com/okinawa.html
・沖縄鉄道沿線情報「沖縄鉄軌道ルートの駅位置、県案と内閣府案で比較」
https://okinawa-railway.55cp.net/archives/317/
【サムネ画像】
・TX2000系電車 - MaedaAkihiko様 CC-BY-SA-4.0