「負けいくさとなったときから、村人たちは寝返りを打つように態度を変えたのである。」
青空文庫より『蜆谷』(山本周五郎)を朗読しました。
チャプター
00:00 一
07:41 二
14:46 三
23:28 四
29:16 五
36:25 六
43:45 七
お正月の期間、山本周五郎をお届けしてきました。
次週からは他作家も含め、色々とまた読んでいきたいと思います。
よろしかったらお付き合いくださいませ。
今回の作品は辛く苦しい描写も多くあり、重い作品ではありますがこれもまた当時の現実であったろうと感じさせられます。
弱い立場の農民たちは日頃武士たちからどんな目にあってきたか、そしてそれを避けるためにどうしてきたのか。
かんたんに善悪とは分けられないことでも、そこに声を上げ、最後には納得できる結末を用意する。
改めて山本周五郎の筆力に感心しました。
#山本周五郎 #時代小説
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