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【屋根の構造材】垂木(たるき)と母屋(もや)について

テイガク 8,651 lượt xem 3 years ago
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こんにちは、テイガクの前川です。
今回お話するテーマは屋根の野地板を支えている部材、垂木と、
その垂木を支えている部材、母屋について解説いたします。

野地板を下から支えている、この木の棒を垂木とよびます。
垂木は455ミリ間隔、センチだと45.5センチ間隔で取り付けることが多いです。
まれに303ミリで取り付けている建物を見かけます。
また垂木は屋根の流れ・屋根の傾きに沿って、斜めに取り付ける部材です。
野地板は雨漏りや結露で腐食しやすい部材です。
一方、垂木が腐食するということはほとんどありません。
しかし、雨漏りをほったらかしにしてしまうと、垂木まで腐食してしまうことがあります。
その場合、野地板を全部はがして、垂木を補強し直す必要があります。
垂木の補強は、私たち屋根リフォーム会社にとって、めちゃめちゃ神経をつかう工事です。
理由は、屋根裏から外が丸見えになるからです。
雨が降ると、即雨漏りという結果になってしまいます。
つづいて、この垂木の下にある、この部材を母屋とよびます。
母屋のサイズは90センチ×90センチのものが多いです。
母屋の横並び間隔は910ミリ、91センチ間隔で取り付けることが多いです。
垂木に対して母屋は直角に取り付ける部材です。
したがって、母屋は地面に対して並行・水平に取り付ける部材です。
この建物もそうですが、40年以上昔の戸建住宅は、母屋を隠さず、そのまま外に露出させることが多かったです。
最近は母屋を露出させず、母屋を隠して保護するのが一般的です。

窯業サイディングの場合、母屋は破風板や軒天とよばれるボードで母屋全体を隠します。
モルタル外壁の場合は、母屋にモルタルを塗って母屋全体を隠します。

母屋がややこしいのは、母屋の取り付け箇所によって母屋の名称が変わることです。
母屋のうち、一番高い位置にある母屋を棟木(むなぎ)とよびます。
戸建て住宅を建築する時、上棟式(じょうとうしき)とよばれるセレモニーをおこないます。
棟木を取り付けることを上棟とよび、無事に建物が建つよう神様にお祈りをします。
あちらに棟木の御札があります。
こういったものを取り付けて、神様にお祈りをします。

一方で建物の外側、一番低い部分に取り付けられている母屋を軒桁(のきげた)とよびます。
母屋は取り付ける箇所によって名称が3つあるので、注意をしてください。
この母屋を支えている垂直の部材を小屋束(こやつか)とよびます。
小屋束の下には梁(はり)があります。
梁の端っこには、火打梁(ひうちばり)とよばれる部材が斜めに取り付けられています。
ここまで垂木と母屋、棟木、軒桁、小屋束、梁、火打梁をご案内いたしました。
屋根の改修において、一番注意していただきたいのは、垂木です。
垂木にまで腐食が進んでいると、時間と費用がかかる改修工事を要することになります。
私の経験では屋根から雨漏りが生じている現場のうち、100軒中1~2軒程度の割合で、垂木補強が必要な現場に出くわします。
雨漏りは建物の資産価値が落とすだけではなく、その後の出費の大きさにも関わりますので、できるだけ雨漏りが生じた屋根については、早急に解消をするようにしてください。
以上、テイガクの前川が、垂木と母屋を中心とした、屋根の構造材について解説いたしました。
ご視聴ありがとうございます。

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#屋根の構造材 #垂木 #母屋

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