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米ぬかの効果と使い方

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米ぬかの効果と正しい使い方
米ぬかを野菜の肥料に使ってみたいけれど、使い方がよく分からない、どのくらいの量をまくのか分からない、肥料としてどの程度の効果があるのか知りたいなど、さまざまな疑問や不安があると思います。

今回の動画を見れば、米ぬかの正しい使い方を理解できるだけでなく
野菜にどのような影響を与えるのかや、効果を最大限に発揮させるにはどのように使えばいいのかなど、米ぬかについてのイロハを完璧にマスターできます。

米ぬかを畑に撒くと野菜がぐんぐん育つといったフレーズを聞いたことはないでしょうか。

米ぬかは野菜作りで最も重要な土作りや、野菜を大きく立派に育てる肥料として使える優秀な資材ですが、使い方を一歩間違えると、取り返しのつかない危険な結果に繋がってしまいます
米ぬかのメリットだけでなく、デメリットも合わせてご紹介します
米ぬかは最強で、とにかく畑にぶち込んだらオッケーと信じている方には必見の内容です。

米ぬかの正しい知識と上手な活用法をマスターして、立派な野菜をたくさん収穫しましょう!


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【関連動画】
ぼかし肥の作り方
https://youtu.be/hvRh_iAFEb8

【目次】
0:00 オープニング
0:14 米ぬかの効果と使い方
2:05 米ぬかとは?
4:04 米ぬかのメリット
6:05 米ぬかのデメリット
9:46 米ぬかを使うときの注意点
10:39 米ぬかを避けた方が良い野菜
12:42 米ぬかぼかし肥とは?
13:47 米ぬかぼかし肥の材料
16:05 米ぬかぼかし肥の作り方
19:17 1回あたりの使用量

米ぬかとは
米ぬかは、玄米を精米して白米にする過程で削られた外皮や胚芽などの部分です。玄米の外側部分には豊富な栄養素が含まれており、それが米ぬかに含まれるため、食品や肥料、飼料、美容などさまざまな用途で利用されています。

米ぬかのメリット
米ぬかを肥料に利用することには、作物や土壌に多くのメリットがあります
1.栄養豊富で作物の生育を促進する
米ぬかの主な成分は作物の葉や茎の成長を助ける窒素、根の発育や花・果実の形成を促進するリン、
病害虫への抵抗力を強化し、果実の品質を向上するカリウムのほか
マグネシウム、カルシウム、ビタミンB群などの微量栄養素も含まれています

2. 土壌の微生物が活性化する
米ぬかは微生物のエサとなり、土壌中の有益な微生物が増加します。
微生物の働きによって土壌の団粒構造が改善され、水はけや保水性が向上します。
土壌中の病原菌を抑制する効果も期待できます

3. 作物の味や品質を向上
米ぬかによって土壌が豊かになると、作物の根が健康になり、収穫される野菜や果物の風味や栄養価が向上します

4. 簡単に手に入って低コスト
米ぬかは米の精米時に発生する副産物で、手に入りやすく、購入コストも比較的安価です
家庭菜園や小規模農業でも気軽に利用できます

5. 病害虫の抑制効果
米ぬかが土壌に入ることで、特定の害虫や病原菌を抑える効果があります
発酵させた米ぬかぼかし肥を使うと、さらにその効果が高まります

6. 有機肥料として環境に優しい
米ぬかは自然由来の有機物で、化学肥料の代替として利用することで環境負荷を軽減できます。
廃棄されがちな副産物を活用するため、循環型農業に適しています。


米ぬかのデメリット
米ぬかは栄養豊富で有機肥料として非常に有用ですが
使用方法を誤るとデメリットやトラブルが発生する可能性があります
生の米ぬかを畑へ直接施す場合は、必ず作付けの2週間以上前に施しましょう
慣れないうちは米ぬかをそのまま畑に施すのではなく、ぼかし肥料にするのがおすすめです
米ぬかを発酵させることで、発酵熱や酸性化のリスクを軽減し、より安全に使うことができるからです

1.肥料の効き目が遅い
生の米ぬかは、そのままでは植物が直接吸収できる形の栄養分になっていません
土壌中の微生物が米ぬかを分解し、利用可能な状態に栄養素が変化するまでには時間がかかります

栄養バランスが偏っている
生の米ぬかは窒素やリンを多く含みますが、カリウムやカルシウムなどが不足しています
単独で使用すると栄養バランスが偏りやすいのが特徴です

2.窒素飢餓になりやすい
米ぬかが土壌中で分解される際には微生物が大量に増殖しますが、
このときに微生物が土壌中の窒素を大量に利用します
そのため、作物が窒素不足(窒素飢餓)になりやすく、成長が一時的に抑制されます
また、微生物の働きで発酵する際には、熱やアンモニアも発生します
熱やアンモニアは作物の根にダメージを与え、作物の成長を妨げる原因になります

3.窒素過多になりやすい
生の米ぬかには窒素が多く含まれるため、過剰に施用すると窒素過多になって、作物の葉が徒長して、実や花が付きにくくなります
また、窒素過多は害虫が集まりやすくなって病害にもかかりやすくなります

4.発酵熱で作物を傷める
米ぬかは土に混ぜると発酵熱が出ます
生の米ぬかの過剰に加えすぎて、発酵熱が出ている状態で種まきや植え付けを行ってしまうと
作物に悪い影響を与えてしてしまいます

5.酸素不足で嫌気状態になる
米ぬかの分解中は微生物が酸素を消費し、土壌が嫌気状態になります
酸素不足によって根の発育不良や腐敗などで作物がダメージを受けます

6.土壌が酸性化する
米ぬかの分解過程で酸性物質が生成され、土壌が一時的に酸性化します
酸性土壌を嫌うホウレンソウ、キャベツなどの作物には不向きです。

7.害虫や害獣の被害が増える
生の米ぬかを多く畑に入れると、害虫や害虫の被害に遭いやすくなります
米ぬかの甘い香りは、ヨトウムシ、ナメクジ、ハエ、アリなどの害虫や、イノシシ、ネズミ、鳥などの害獣を引き寄せます

8.用土が乾燥しやすくなる
米ぬかを多く入れすぎて、湯気が立つほどの醗酵をした場合、水分が飛んで土壌が乾燥しやすくなります。

9.雑草の増加
米ぬかは植物の発芽や成長を促進する成分を含んでいるため、作物だけでなく雑草も生えやすくなります
雑草が繁茂すると作物の生育が阻害されます
以上が米ぬかのメリットとデメリットです
米ぬかは作物にとって非常に有用な有機肥料で多くのメリットがありますが、使い方を誤ると悪影響を及ぼす可能性があります

米ぬかぼかし肥とは
冒頭で解説したように、撒いてすぐの生の米ぬかは作物の養分にはなりせん
米ぬかは微生物によって分解・発酵させることで初めて、作物が吸収できる状態になるからです
微生物によって分解・発酵させたものを米ぬかぼかし肥と言います
有機肥料を土に直接施用すると、有機物が急速に分解されて作物に障害を与える可能性がありますが、微生物である程度まで発酵・分解させたものがぼかし肥です
ぼかし肥は発酵方法によって、好気性発酵と嫌気性発酵とがあります
得られる肥効はほとんど変わりませんが、作業の手間や掛かる時間に違いがあります
ここでは袋に密閉して放置するだけの嫌気性発酵のぼかし肥の作り方をご紹介します
手間もあまりかからないので、米ぬかぼかし肥作りにぜひチャレンジしてみましょう。

ぼかし肥の材料
一般的にぼかし肥の材料には、米ぬか以外に、油粕、魚粉、鶏糞などが使われますが
資材の組合せ方や使用量にこれといった決まりはありません
米ぬかは養分のバランスが偏っているため、
こちらは各資材に含まれる養分量を示した表ですが、
窒素を増やしたければ油粕を多めに入れる、リン酸を増やしたいなら鶏糞や魚粉を多めに入れる、カリを増やしたいなら草木灰をを多めに入れるといった具合です。
用意する材料の配合割合は、米ぬか3に対して、油粕が1、カキ殻石灰が1です
その他に発酵促進剤を少量、使用する材料の1/10の水です
例えば米ぬか3㎏をぼかしに使う場合は、油粕とカキ殻石灰をそれぞれ1㎏ずつ、水が500gとなります
米ぬかと水だけでも発酵するので、発酵促進剤は必ず入れるものではありません。

1回あたりの使用量
米ぬかの使用量の目安は、一般的には、土壌の重量に対して1~2%程度が目安と言われていますが、
これを鵜呑みにすると失敗坂をコロコロと転落です
米ぬかを肥料として使う場合の1回あたりの量は、直接畑に施用する場合とぼかし肥料として使う場合とではかなり違います
それぞれの一般的な使用量の目安を見ていきましょう

1. 直接畑に施用する場合
元肥として使う場合
米ぬかを生のまま施す場合は発酵が終わるまで1~2週間かかるため、植え付けの2週間以上前にすき込むのが理想です。
畑全体にすき込む場合は1㎡あたり100~200gを目安に施しましょう

追肥として使う場合
株元から10~15cmほど離した場所に、1株あたり ひとつまみ(約20~30g) を施します
施用後に用土の表面を軽く耕して土中に混ぜておくとより効果的です

生の米ぬかは正しく使用すれば大きな効果を発揮しますが
使いすぎや不適切な使い方は植物や土壌に悪影響を与えてしまいます
一度でも米ぬかを投入した土壌は元に戻すことができません
米ぬかを土に直接投入する際には、1回あたりの分量を必ず守って
初めての野菜に使用するときは少量から始めて、その効果を確認しながら使うようにしましょう


2.ぼかし肥料として使う場合
元肥として使う場合
1㎡あたり 300~500gを目安に施します

追肥として使う場合
株元から10~15cmほど離した場所に、1株あたり50~100gを施します

生の米ぬか同様に、1回あたりの使用量は野菜の種類や土壌状態を確認しながら調整しましょう
基本的に元肥と追肥どちらとして使う場合でも、ぼかし肥料は一定の分解が進んでいるので
生の米ぬかよりも多めに投入しても問題ありません。

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