一般に老舗というと、古くからある店舗やその店舗を足掛かりとして業績を伸ばし法人化して企業になった所を指す。多くは豊富なノウハウと培われた信用、また人的資産にも拠り安定した顧客層を持つ。
保科正之公は、2代将軍徳川秀忠のご落胤、信濃国高遠藩3万石から寛永13年(1636年)に出羽国山形藩20万石を拝領し3万石から20万石の大出世!会津藩の礎を築いた藩祖となる。
出羽山形藩20万石への移封し、無類の蕎麦好きだった保科正之公は、高遠藩の蕎麦打ち職人を連れてきていたという。高遠藩は蕎麦が美味かった地で、蕎麦は郷土食で各家庭で「蕎麦の打てない女性は嫁にいけない」と言われるほど日常食として根付いていた地域である!