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円丈たっぷり 時代を突き抜けた新作落語の旗手【落語】

緩落語ch:荒獅子男乃助 6,001 lượt xem 1 month ago
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0:48悲しみの大須 38:34新寿限無 59:34名古屋弁金明竹

「悲しみの大須」
名古屋に限らず中京地区唯一の寄席でビートたけしや明石家さんまらがまだ売れない駆け出し時代に出演している客が少ないことでも有名な寄席「大須演芸場」を題材に三遊亭円丈が自らも出演した経験や大須の芸人たちのエピソードを新作落語にまとめた

「新寿限無」
古典落語『寿限無』のパロディ。時代によって多少ディティールを変えて演じられますが高座にかかれば必ずお客を沸かせる名作で、この作品を期に新作落語家たちによる古典落語のパロディ化が始まったといってもいいでしょう。『寿限無』では和尚さんが経文から名前を選び亭主がそれを全部付けて「寿限無、寿限無、五劫の擦り切れ・・・」と長い名前になりますが円丈師は“酸素、酸素”から始まるまったく違う語句に作り変え、抱腹絶倒、大爆笑の内容に仕立てています。あらすじは、ある夫婦に子供が生まれます。名前をえらい先生に付けてもらおうと亭主は明治大学でバイオテクノロジーを教えているサイトウ先生の家へやってきます。先生は専門分野から次々とめでたい名前をあげていきます。まず酸素「人間は酸素を吸って二酸化炭素を出す。そして植物が二酸化炭素を酸素に変える。また人間が酸素を吸って…と果てしなく続き限りがないからめでたいな」亭主が感心していると、今度は「クーロンのすりきれ」がめで
たいと言い出し・・・

「名古屋弁 金明竹」
主に東京で広く演じられる「金明竹」のバリエーションで名古屋市出身の3代目三遊亭円丈は、加賀屋から来た男のなまりを名古屋弁に改変して演じている。
おじさんの店の手伝いをしている与太郎さん。今日も店番をしていると俄か雨が降って来た。雨宿りに店の軒先を借りに来た見知らぬ男に「軒先は貸せないが、傘なら貸せる」と、おじさんの新品の蛇の目の傘を貸してしまう。おじさんは「傘はみんな使い尽くしてバラバラになって使い物にならないから焚き付けにするので物置へ放り込んであると断るんだ」と叱る・・・

三代目 三遊亭 円丈
新作落語において多くの作品を残し、後進の新作落語家に大きな影響を与えたことで知られる。円丈の真打昇進の際に師匠の圓生が以前その名前を名乗り売れなかった落語家を代数に入れる必要は無いからお前が初代だ。と発言した事から落語協会公式においては「初代」という位置づけになっていたが、本人は三代目を名乗っていた。師匠・六代目三遊亭圓生が新作を嫌っていたこともあり古典落語を演じることが多かったが1980年代以降はもっぱら新作派として知られる。その演目のほとんどは自作だった。当時の新作は柳家金語楼の流れを汲む人情噺風の落語が主流であったが円丈は“こうした新作がすでに古臭くなっている”と考え独自の「実験落語」を創作。SF小説のような奇想天外な世界観を持つ新作落語を数多く編み出しファンを獲得した。

トークなしで純粋に落語だけを楽しみたい方はこちらでどうぞ
落語の蔵:https://www.youtube.com/@Repli455/videos

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