【大谷翔平物語】両親が語る大谷翔平の幼少期について「知られざる大谷家の子育て方針とは？」「大谷翔平はどんな幼少期を過ごしたのか？」「大谷翔平はどんな子どもだったのか？」【大谷翔平物語】

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〜幼少期編〜
① 大谷翔平の28年間の歴史
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今や世界のスーパースターとなった大谷選手ですが、幼少期はどんな子どもだったのでしょうか？

小さい頃の翔平少年について、母親の加代子さんは次のように語っています。
「翔平は末っ子ということで、家の中では割と甘えん坊だったと思います。学年で7つ上のお兄ちゃんが可愛がってくれて、みんなで大事に見守る感じでしたね。ただ、元々動き回ることが好きな子だったので、外では活発。人前では絶対に涙を見せないような強いところもありました。」

日本ハムに在籍時も、そしてメジャーでもチームメイトから愛され、ファンからも愛される人柄は幼少期から家庭の中で身につけていったものなのでしょう。メディアの前で見せる真面目な一面と、末っ子らしく、いたずらっ子な一面を持ち合わせている大谷選手。幼少期から周りを観察しながら過ごしていたこともあって、周りの心をくすぐる才能を持ち合わせているのだと思います。翔平少年の性格について、加代子さんは次のように語ります。

「やっぱり一番下の子なので要領がいいのはありましたね。例えばお姉ちゃんが怒られているのを見ると、翔平は怒られることをやらなかったりするんです。周りを見て何かを感じ取ることが上手だったので、あまり怒られることはしなかったのかなと思いますね」

３人兄弟の3番目ということで周りを観察しながら生きていく術を身につけていった大谷翔平選手。母親・加代子さん、父親・徹さんの言葉を振り返っていくと、そこには翔平少年への愛がありました。

今でこそメジャーで二刀流として活躍している大谷選手も、元々はごく普通の子どもでした。岩手県水沢市に、社会人野球の選手だった父・徹さんと国体選手にも選ばれるほどの腕前を持つバドミントン選手の母・加代子さんの間に、三人兄弟の末っ子として生まれました。

そんな大谷選手はどのように育てられたのか。母親・加代子さんは次のように語っています。

「どうやって育ったのかとよく聞かれるんですが、私たちには子育てのモットーなんてなかったし、家訓もありませんでした。私はただ、子供たちが可愛い可愛いと思いながら、接してきただけです。あの子は三人兄弟の末っ子なので、子育ての経験もある程度得て、心にも時間にも余裕があったのがよかったのかもしれません。そして基本的には広い公園というか、普段は外で思いっきり遊んで帰ってきて、家に着いたらぐったりしてましたね。岩手という環境にも育てられました。」

母親の加代子さんはそのように語っていますが、「こうしよう」と明確に決めたことはなかったのでしょう。父親の徹さんは次のように語っています。
「これといったしつけみたいなものはありませんでした。ごくごく普通でした。私たちが『おはようございます』『おやすみなさい』を言う。あるいは、自分が食べたものは自分で片づける。そんなごく当たり前のこと・普通のことを親が率先してやれば、その姿を子供たちは見て自然とやるようになるのかなあとは思っていましたけど、思い当たるのはそれぐらいですかね」

このように両親ともに「特別にこれといったものはなかった。あくまで普通」と語っています。当たり前のことを当たり前にできる子に育ってくれれば良い。そんな気持ちで子育てをしていたのかもしれません。

しかし、両親譲りの運動センスに加えて、普段から思いっきり体を動かせる岩手の広大な環境があったのが良かったのかもしれません。そんな幼少期を過ごした翔平は、同年代の子たちの中では群を抜いて運動が上手だったそうです。

また、大谷選手がプロ入り後、長きに渡って取材をし『道ひらく、海渡る』という著書を出版しているスポーツジャーナリストの佐々木亨さんもこのように語っています。
「ご両親とも家庭内で大谷選手を叱ることはほとんどなく、重視したのは子供が安らげる空間を作ることでした。両親の唯一の決めごとは『子供の前で夫婦げんかはしない』だったそうです。その居心地のよさからか、大谷選手が子供部屋を使うことはほとんどなかった。勉強するのもテレビを観るのも、家での時間はずっと家族とリビングで過ごしました。母・加代子さんは『翔平はいつもソファにいて、寝転んでボールを天井にぶつけないように投げて捕っていた』と話していましたね」


そんな大らかな家庭で育ったからこそ、大谷選手は自分の進むべき道をしっかりと進み、やりたいことをとことん極める性格になったのかもしれません。親の理想を息子に当てはめるのではなく、本人のやりたいことを尊重してあげる両親の存在が大谷選手にとっては最高の環境だったのでしょう。

そんな大谷選手の性格はどちらに似ているのでしょうか？
加代子さんは次のように語っています。

「パイオニア精神というか、反骨精神というか、二刀流をやってみたいという、そんな我が道を行く性格は、主人に似ています。長男もそう。それに対して私と長女は周りから浮くようなことはしたくないタイプ。
周りからどう見られているか？ということよりも、自分で何がやってみたいか？ということが、翔平にとっては大事なんだと思います。」

母親加代子さんが語るように、「自分の我が道を行く」大谷翔平選手。


このように大谷選手は父親・徹さんから大きな影響を受けているそうだ。