【目次】
0:00 ダイジェスト
0:30 タイトル
0:53 キーワード
1:17 全体の流れ
===精神疾患とは?===
①心の3要素
1:52 体の傷は見えても、心の傷は見えない
2:22 見えない心を見るための3要素
2:46 感情を4つの方向性で見えるようにする
3:19 同じ物事にも違う認知(考え方)がある
3:58 やる気の「なさすぎ・ありすぎ」の問題
②影響する4要因
4:26 生物的・心理的・身体的・社会的
4:45 生物的要因は、脳のはたらきによる
5:03 心理的要因は、考え方によるストレス
5:18 身体的要因は、直接的なストレス
5:34 社会的要因は、外部にあるストレス
③発症する理由
5:52 4要因のストレスが心に影響を及ぼす
6:09 心の3要素の不調が続く = 精神疾患
6:35 見づらい▶見過ごし▶発症して気づく
7:08 小まとめ
===種類・特徴===
① 主な精神疾患
7:37 主な5つの精神疾患とイメージ
8:15 うつ病の症状は、気分の落ち込み
8:41 不安性は、日本で最も多くの人が経験
9:25 摂食症は、体型や体重へのこだわり
10:02 統合失調症は、社会的な機能の低下
②誰もがかかる
10:26 精神疾患を抱える人は増加している
10:47 4人に1人が一生に1回はかかる?
③若い人の傾向
11:23 精神疾患は若者の病なのか?
11:55 様々なストレスを感じる年代
12:33 小まとめ
12:53 全体のまとめ
以下のURLにこれまでの動画で使用したスライドのデータがあります。ご活用ください。
https://drive.google.com/drive/folders/1aIjjlfZQuDrsSr-dCvKdQaSS3z1Ee0ml?usp=sharing
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動画の意図
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精神疾患に関する内容は新学習指導要領で新たに位置づけられました。身近なところを見回しても、精神疾患は特別な病気でないことは分かるけれど、実際に詳しいことは分からない人も多いのではないでしょうか。それは「心」という実体のないものを扱うために、具体的な形として見えないことが一つの要因かもしれません。
そこで、この動画では「心の見える化」というキーワードで、心というもののイメージを掴み、精神疾患とは何か?を客観的に把握することを目指しました。
まず、心を3つに分解し、そこに影響を与える4つの要因を具体的に示しています。こうすることで、実際の自分の心の動きをリンクさせたり、あの要因から影響を受けているな、という気付きが生まれます。
そして、精神疾患の発症を見過ごしやすいという点を、膝の擦り傷と対比させ氷山モデルにたとえています。このことで、見える傷はすぐに対処するが、心の傷の対処の初動は遅いかもしれないと感じられます。
次のセクションでは、より具体的に精神疾患の症状とイメージを紹介します。ここでは敢えて、起こりうる症状を多数イメージ化して、「もしかしたら自分も当てはまるかも?」という疑問を抱き、早期発見ができることにつなげています。
ここまではイメージを中心にしていましたが、最後は誰もがかかる病気であることを科学的に見つめていきます。実際に、精神疾患は増加傾向にあること、75%が25歳までに発症していることを知ることで、さらに自分ごとにできるのです。
そして、思春期特有の悩みを頭の中にごちゃごちゃに入れた図を見ることで「確かにこうなることがあるかも」と思えたら、すでに自分にひきつけて考えることができるようになっています。
総じて、精神疾患につながる心の動きや、精神疾患の種類、誰もがかかる一般的な疾患であることを理解し、次回以降の予防や回復への動機づけにもなる内容です。