【目次】
0:00 ダイジェスト
0:21 タイトル
0:40 キーワード(自分で創る健康 みんなで作る健康)
1:06 全体の流れ
===健康って何===
1:52 健康観の変化
2:41 否定型(病気でないことが健康)
3:28 WHO型の位置付け
3:59 WHOとは
4:46 WHO型(身体面)
5:19 WHO型(精神面)
5:40 WHO型(社会面)
6:26 生きがいとは
7:09 生きがいの多様さ
7:45 自分で創る健康としての生きがい
8:04 小まとめ
===健康増進の方法===
8:36 ヘルスプロモーションの概念図
9:41 個人の力を高めるアプローチ
10:00 社会環境へのアプローチ
10:57 人とのつながりも社会環境アプローチ
11:28 ヘルスプロモーション具体例
12:30 意志と行動選択の重要性
13:10 5W1Hで具体的な行動計画
14:06 小まとめ
14:28 全体のまとめ
以下のURLにこれまでの動画で使用したスライドのデータがあります。ご活用ください。
https://drive.google.com/drive/folders/1aIjjlfZQuDrsSr-dCvKdQaSS3z1Ee0ml?usp=sharing
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動画の意図
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導入は、前回の動画で学んだ健康寿命を伸ばすにはどうすればよいかと言う問いです。ここで、疾病構造の変化や新たな健康課題が思い浮かぶとスムーズに入れるでしょう。
キーワードとして、「じぶんで創る・みんなで作る」と同じ読み方でも漢字を変えることで、つくるの解像度を高め、異なる概念であることを印象づけます。
まず、健康とは何かを、歴史的な見方の変遷をたどりながら考えます。無病息災が中心だった否定型、否定形を乗り越えた3つの側面から広く捉えたWHO型、そして現代の個々の価値観を尊重し、つながりを重視した生きがい型と変化していきます。
それにより、画一的で二項対立的だった健康が、多面的で多様な考え方を持ちうる健康という概念になりました。故に、自分にとっての健康とは何かと定義していくことが重要であることが伝われば良いと感じます。
ここで、自分で創るというキーワードがなるほどと腹落ちするでしょう。
では、健康を手に入れるためにはどうすればよいのかというHOWの問いが生まれます。
一つの立脚点として、ヘルスプロモーションが出てきます。これはかなり抽象的な概念のため、アニメーションを含めた概念図で解説しました。
個人の力を高めること。社会環境の整備。この2方向のアプローチに整理しています。
とくに社会環境をメインに据え、スポーツ施設等の場所と、健康情報などのネットワーク、周囲の人などのコミュニティの重要性を説いています。
とはいえ、ヘルスプロモーションの考えだけでは空中線で終始してしまうため、具体例を取り入れました。
意志決定と行動選択において、知識をどのように活用するか。そして、5W1Hのフレームに即して、計画的で具体的な実践ができるような提案もしています。
総じて、健康寿命を伸ばすには、自分自身にとっての健康を見直し続けることが第一歩であること。そして、生きがいを持った生活をするために、周囲の人々と協調したり、社会環境へ働きかけながら実践を続けていくことが重要であると帰着します。
5つのまとめ
✔ 健康は時代や社会により変化するもの
✔ 健康観は、否定型 ▶ WHO型 ▶ 生きがい型
✔ 生きがいは人それぞれで、自分で創るもの
✔ ヘルスプロモーションは2方向のアプローチ
✔ 意志と具体的な行動で、健康をみんなで作る
単元:1 現代社会と健康
項目:2 健康の保持増進とヘルスプロモーション
15分の動画で教科書2ページ分を網羅しています。
#新学習指導要領 #健康の考え方と成り立ち #ヘルスプロモーションと健康に関わる環境づくり