令和元年5月18日に斎行されたホーランエンヤ(式年神幸祭)
阿太加夜神社における神事中、「撤饌」の際に奏した楽です。
旧松江城下と佐陀大社関係の社では「まわり神楽」と言い、
意宇郡など旧出雲国東部の地域と、
美保の皇典講究分所に所縁のある神職が奉仕していた地域では「真の神楽」と言います。
運指は少し違いますが、曲調は略同じです。
※ 神様へお供えした神饌をお下げする場面です。
32台の神饌ですので、一般の祭典の約2倍の時間がかかりました。
城山稲荷神社から阿太加夜神社への御神幸は早朝から始まり、
陸路~水路~陸路の道中を経て、御神輿がお着きになります。
御本殿に御鎮まり頂き、神饌をお下げするこの頃(夕刻)には、
奏楽(龍笛)所役を御奉仕した私の指はもう痙攣して居ました。
聴き直してみると聴き辛いところがあり、
アップするか否か悩みましたが、
今回がもう4回目の御奉仕で、
次回10年後には体力的に務まりませんでしょうから、
記録としてアップしておきました。
まだまだ鍛練が足りないことを痛感した御奉仕でした。