第41回目となる『行く鯉・来る鯉』は、記念すべき第1回と同じ牧田川で行いました。
30日の午後から竿を構えたポイントは、コマセを打ったところ、野鯉が消えてしまいました。
この付近では楽な場所のためか、おそらく良く攻められているのでしょう。
そこで、31日午後には150m程下流の検潮機の上にに移動…
40年前に初めて『行く鯉・来る鯉』を行った懐かしいポイントです。
問題は、如何にして取り込むかです。
掛かった獲物は検潮機の下流に走ることは確実で、下流はブッシュに覆われた絶壁です。
そして、予想通り掛かった獲物は検潮機の下流に走ったのでした。
迷いながらやり取りをしたためか、行く鯉を2回連続でバラシ…
残念無念…
行く鯉をゲットすることはできませんでした。
明けて令和6年元旦は、素晴らしい夜明けでした。
雲ひとつ無い快晴の空に昇った初日の出は、正しく新年の門出を飾るにふさわしいものでした。
初日の出に願いを掛け、第一投…
そして、第2投…
ついに、待望のアタリが襲ってきました。
しかし、惧れていた通り、獲物は検潮機の杭を巻いて下流に走り、ラインは杭から外れません。
そこで、いよいよ奥の手の出番です。
別の竿でオモリを投げて、獲物と杭の間のラインを引っ掛ける方法です。
茨の混じったブッシュを掻き分け、オモリを投げると、1発でラインが掛かりました。
何とか獲物を足下まで寄せても、次は絶壁が待ち構えています。
苦労して苦労してやっと取り込んだ獲物は、87cmの大鯉でした。
そして、何と背ビレにタグの付いた旧友だったのです。
今回の釣行では、行く鯉をゲットすることはできませんでした。
しかし、素晴らしい初日の出を見ることができました。
初めて『行く鯉来る鯉』を行った懐かしいポイントで、『来る鯉』にも出会うことができました。
そして、無事に第41回目となる『行く鯉・来る鯉』を終えることができました。
中々上手く行かない人生の中で、4分の3できれば上等です。
一つ足りない位が丁度良い…
残り少なくなった人生、もう少し頑張ります。